こんばんは。横溝正史賞諦めかけている飯田です。一か月で残り十万字。どないせい(自業自得)。
掲題、飯田のお悩みコーナー……こういうのはテンション高くいくもんでもないのでまぁ、のっそりと。全三本立て。
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1.ミステリー、好きなんだっけ?
いやー、長らく自分はミステリーが好きでミステリーを書いているものなのだと思っていたのですが、あれ? 最近別にミステリーじゃなくても楽しく書けてるよね? ってなりまして。
いや、表現の幅が広がることはいいことなんですが、長いこと巣を張っていた場所から移ると何かと不安というか、落ち着かない感じ。もちろん、「ミステリーじゃない分野を書こう!」と思って離れているわけではなく、何となく「これ書いたら楽しいんじゃないかな」が結果的にミステリーからちょっとずれたところに着地している感じなのですが。
『カギ娘の事件簿』や『僕まだ』の最新話辺りを読んで「ミステリーっぽいことやってるじゃん」と思ったそこのあなた。違うんです。僕は何と言うか、戦争の火種になりそうなこと言うといわゆる「本格ミステリー」が書きたくてミステリー界隈にいるのですが(一応『本格ファンタジー』とは違って本格ミステリーは定義づけできるので、よかったらググってください『本格派推理小説』)、最近やっていることはどれも本格ミステリーっぽくないのかなって何となく。
と、言いますのも「純粋に謎としての興味深さ」ではなく「設定」や「キャラクター」で引き込みに行っている(ような結果になっている)のでやっぱり何となくずれているというか、落ち着かない感じ。
で、この悩みは2.に続きます。
2.ミステリー、才能なくね?
長らく公募でやってきていたのですが、いわゆる本格派推理小説で応募すると大抵駄目なんですよね。で、気まぐれに書いたエッセイやら短編やらがいいところに残ったりする。うーん、ミステリー、向いてない……?
しかし結論付けるのはまだ早いので3.のお悩みへ……。
3.僕の強みって何だろう。
まぁ、2.に対する極力抽象的な考察をするのだとしたら「本格ミステリー単色で勝負するのには向いていないのかもしれない」になると思うんです。
で、単色で駄目なら違う色味も混ぜてみよう、という話になるのですが、就活の時もそうだったと思うんですけど、こういうのって「好き×得意」で勝負するとハマるんですよね。僕の場合、「好き」はミステリーなので、「得意=強み」を何か見つけたいと思うのですが、それがイマイチ分からず。
困った、というお話でした。
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まぁ、こういうので読者の皆さんに余計な負荷かける理由もないので、ご意見募集、とは言いませんが、何か「こういうのじゃない?」ってのあったら飯田にこっそり教えてください。
最後は今日よかったことを話そう。
僕は障害者雇用で働いているのですが、うちの会社は障害者の雇用例が僕がほぼ初めてでして(アルバイトで雇用した経験はあるらしい)、僕が障害者雇用のマニュアル的なものを作れる立場にいます。
で、こういうの考えるの大好きなので上司に「ぜひやらせてください」と頼んだところ快諾。しかも障害者雇用のために会社が利用しているシェアオフィス(本社だと配慮できない健康面のケアをしてくれるスタッフが常駐している出張所みたいなところ)のスタッフとも連携が取れて年内には何らかアクションが起こせそう、となったのが今日。
またシェアオフィスのスタッフさんが気さくなおじさんとかわいらしいお姉さん(年下)なので楽しくコミュニケーション取れますし、裁量権大きいから自由にできる。楽しい。そんな感じ。
さてさて九月ですが、お互い楽しくやって参りましょう。
諦めかけの横溝頑張ります。
もちろん『ピクニック・アット・フェアリーヘンジ』も!
それでは、よい晩を!
画像は先日作ったピーマンの肉詰めです。