こんばんは。病院の待ち時間飯田です。定期通院なのでご心配なきよう。
掲題! スランプきたー!
いやー、いつもなら仕事終わりにモリモリ書いていた小説がパタっと書けなくなりました。カギ娘ちゃんは何とか終わらせられそうだけど他のが……。
横溝正史ミステリ大賞に出したい作品あるんですが、あれ15%くらいしか進んでなくて本当に8月末から連載できるか心配。とても心配。
まぁ、でも、自分に発破をかける意味も込めてあらすじをひとつ。
・
『迷宮入りクラブ』
若槻明宏は、妹を強姦した男を射殺した。窓にはシャッター、玄関には鍵、完全密室の中で男を射殺し、逃げおおせた……。
事件は迷宮入りし、若槻は逃亡生活を送っていた。そんなある日、若槻の元に差出人不明の手紙が届いた——。
〈あなたのしたことを知っています〉
手紙の主は「事件の秘密をバラされたくなかったら次の場所へ来い」と若槻を人里離れた屋敷に呼び出す。
果たしてそこには、若槻を含め七人の男女——。
屋敷の執事が、七人を案内する。
「阪根峠バイク刺殺事件でございます……」
そう案内された部屋の中にはガードレールと、そこにぶつかったバイク、そしてその上には胸を刺された人形が。
「田間マンホール死体遺棄事件でございます……」
そう案内された部屋の中にはマンホールがあり、そしてその中には腐った死体に見える人形が。
「雑居ビル占い師殺人事件でございます……」
窓の開け放たれた室内。炬燵の上に突っ伏す死体の人形が。
それから執事はさらに三つの「殺人現場の再現」がされた部屋を紹介してくる。屋敷には再現部屋が六つ。そして六つ目にあったのが……。
「石榑荘密室殺人事件でございます……」
そこには若槻が犯した殺人の現場が、完全再現されていた。
執事によって大広間に通された一行は、そこで館の主の映像を見せられる。
「殺人犯諸君。ここは迷宮入りクラブ」
「各部屋に心当たりはあっただろう。そうだ。君たちの犯した罪……どれも迷宮入り事件の現場だ」
「私が諸君に求めることは簡単だ。『自分の罪を隠せ、他人の罪を暴け』。期待しているよ」
かくして若槻たちは、「自分がどの部屋の殺人犯か悟られずに」、だが「誰がどの部屋の犯人かを当てる」ゲームを強いられる。
屋敷にいるのは全員殺人犯。果たして生き残るのは……?
・
実はこれ、長いこと温めてたネタなんですよねー。初出は高校の時だったかな。あの頃は無限にアイディアが湧いていた……。
と、まぁこんな話を書ければと思っています。
連載始めたらまた近況ノート書きますね!
それでは、ごきげんようー!