いつも『朝倉慶長始末記』をお読み下さり、ありがとうございます!
「第2話 織田家の家督」のあとがきです。
https://kakuyomu.jp/works/16816700429410406879/episodes/16816700429411081875 さて今回は清州会議以降の織田家の勢力図について。
この時点での織田家は、美濃、尾張、伊勢、三河、遠江半国、といった勢力となっており、美濃は柴田勝家(三法師)、尾張は織田信孝、伊勢は織田信雄、三河は滝川一益といった有力家臣を中心に統治されています。
史実でいうところの清州会議以降の配置とは、だいぶ異なっていますね。
ちなみに織田家重臣である丹羽長秀ですが、かつて朝倉家と戦い敗北し、この時点では朝倉家にて軟禁状態にあり、丹羽家自体が織田家中では没落してしまっています。嫡男である長重などは、すでに色葉に小姓として仕えていますしね。
もっとも丹羽家臣である江口正吉などは、色葉に重用され、本能寺の変後も朝倉家を裏切らず、任されていた佐和山城を死守しています。