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『朝倉慶長始末記 第8話 賤ケ岳の戦い(中編)』あとがき

 いつも『朝倉慶長始末記』をお読み下さり、ありがとうございます!
  「第8話 賤ケ岳の戦い(中編)」のあとがきです。

https://kakuyomu.jp/works/16816700429410406879/episodes/16816700429482670815

 今回も賤ケ岳の戦いについて。

 朝倉軍が近江に侵攻し、羽柴軍の戦力が越前方面を指向したこともあって、その隙に清州城の織田信孝が再び挙兵します。

 三河では滝川一益が頑張っている上に、信濃から朝倉軍の別動隊である武田景頼隊が周辺情勢に呼応して、美濃へと侵攻。

 秀吉は岐阜城救援のために美濃に進軍するも、大垣城から岐阜へと至る途中の揖斐川が氾濫したことで渡れず、その間に朝倉主力を率いる勝家は、一気に眼前の敵を打ち破り、佐和山城まで連絡して、大垣城の秀吉を袋のネズミにしよう、という戦略を立てます。

 もっともこれは、戦線が膠着していた現状を打開するために、秀吉方がある程度仕組み、仕向けたことではあったのですが、ともあれ朝倉軍は動き、決戦の気運は高まっていく、というわけですね。

 さて互いの戦略はうまくいくのか。

 次回の賤ケ岳の戦い(後編)をお楽しみ下さいませ。

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