思考最底辺から始めるラブコメ - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818093078727660100 本日も更新しておりました、こんばんは、咲季真でございます。
第49話は「涙は、今はそっと隠して」でした。これにていじめ問題が解決、終結した形になります。後日談は少しありますが、大筋はこれで終わりとなります。お付き合いありがとうございました。
まず前提として、いじめはあってはならないものです。起きてはいけないし、起こしてはいけない。遊び半分でも、冗談でも、それは冗談にはならない。北海道でも度々現実で起きてしまっていますし、命を落とす、絶ってしまうケースも少なくありません。人生を狂わします。被害者も、加害者も。一瞬が一生になる。これは間違いなく。ではどうして起きてしまうのか。昔から問題視されているのに、令和になってもなぜ無くならないのか。作中でもあった通り、やはり加害者側が楽しみを見いだせていない事が、全てではありませんが一つの要因になり得るのではないかと思っています。学校生活は人によっては単調で、いつも同じことの繰り返しで退屈に思えてしまう人も少なくないはずです。毎日が楽しいわけじゃない。人を従わせる、思いのままにする、困った様子を見る、歪んだ快楽がそのまま日常の楽しみになってしまい、いじめにつながる。誰が悪いといえば、やった本人たちが悪いのですが、根本の社会のレベルで見ると、日本の学校生活そのものが起因の可能性を捨てきれないと思ってしまいます。いじめ問題を取り扱う作品は、小説、アニメ、漫画、実写ドラマ映画、たくさんあります。娯楽化してしまっているのも、良くないのかもしれません。だから私は今回、このエピソードを書くことを最初躊躇いました。一助になる可能性があるなら、それは控えるべきだろうと。それでも書いたのは、今回の沓沢ほのかという登場人物の境遇を考えると、避けては通れなかったからにあります。誰が悪いのかというと、それはそんな設定にした作者である私が悪いのですが、本作は真面目なラブコメです。高校生活という日常を考えたときに、どんな人が周りにいるのかを考えたときに、当然のように彼女はそこにいます。それは悪いことではない。君がいることは、悪いことではない。寧ろ良いことだ。千木野の人生には少なからず影響をもたらしていますし、豊かにしているはずです。長くなりましたが、これからも物語はあらゆる可能性の中で生き続けて、紡いでいきます。最後までよろしくお願い申し上げます。
7月も残すところ僅かとなりました。早いものです。北海道はとても涼しく、快適な夏を過ごしております。このままあまり暑くならずに、ほどほどの気温で過ぎていくことを願います。たぶん無理でしょうけど。そのうちとんでもない暑さが来るでしょう。なんてこったい。
次回はようやくインターンシップ当日となります。明日も15:00に予約投稿しております。
ではまた明日の更新をお楽しみに。