長い間、執筆活動をしていなかった。理由は以下の2点だ。
1、「ティヒー・ダウン」が行き詰った。雲高の一年生軍事訓練の設定資料を紛失してしまい、その内容を思い出せず今に至った。軍事訓練に代わる別の設定を練るのがメンドクサかった。
2、新しいタイトルを生み出すのを先送りした。賃貸マンションの家賃が大幅値上げとなったので、実家に帰ることに。さらば青春の都。汚部屋のゴタゴタを整えていたら小説のネタがどんどん湧いてくるが、連載できるものなどなかった。実家に帰ったら、作家志向の俺のことを同じ屋根の下の姉は許さなかった。俺のパソコンとスマホは姉に物理的に壊された。文字通り執筆道具が筆紙しかないので仕方がなかった。ハロワに行ってみた。そして近所のスーパーで半年間働いた。俺は不真面目だったと上司に言われた。そして契約を切られた。
長い間、執筆活動をしていなかった。だが「永い間」にならなくて済んだ。理由は以下の二点だ。
一、執筆道具を取り戻した。僕は閉鎖的な村社会に飽き飽きした。しかし、青春の都に戻りたいと思うほど若くもない。ケツイがみなぎって、僕は祖国を出奔した。(いつの日か凱旋できたらいいかもね!)ここは青春の都の3分の1の物価水準だが、青春の都と同じぐらい便利な暮らしだ。この8ヶ月間にいろいろあったし、紙の日記帳に書いてある出来事や脳裏に焼き付けてあるネタたちをいよいよ現実化できる。
二、「ティヒー・ダウン」の一部設定を引継いだ新しいタイトルを今書きたい。今を待たずして何を待つか。すぐに始めよう。しかし簡単には終わらせんぞ。