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【ネタバレ】アニメを、無駄に分析したくなる。

先に言っておきます。僕はアニメの話をする際、ネタバラシをガンガンかまします。なぜなら、そうせざるを得て自由にアニメの話ができたものではないからです。

故にネタバレ耐性のない方々、どうか耐性つけてきてから僕のアニメに関する話を読むように。

今回のテーマはリコリス・リコイル。

井ノ上たきな、という名前のキャラクターがいます。千束ちゃんから「たきな」と呼び捨てで呼ばれています。

原案の方によると、「たきな」は「ギボウシ」という植物のもう一つの呼ばれ方で、その「ギボウシ」の花言葉は「静かな人」だそうです。

しかし、クリスティーなど叙述トリックを多用する作家さんの作品を愛してやまない僕は、人の言葉をその儘の意味で捉えることはありません。それよりも自分の分析を信じるので、アサウラ氏の弁を僕は一笑に付します。

さて、「たきな」っていう名前が僕に与えた印象ですが、ぶっちゃけ「荼枳尼天」です。「荼枳尼」という名はサンスクリット語を音訳したもの「ダーキニー」です(『仏尊の事典』166、167頁)。また、「天」 は「神」に相当するサンスクリット語を音訳したもの「デーヴァ」に由来するそうです。ちなみに「ダーキニー」のチベット語風の呼び方だと「カーンゾイマ」になるらしい。

そんな荼枳尼天ですが、「リコリス」即ち曼珠沙華がメインモチーフの本作において、その存在感を強く示しています。神としての荼枳尼天はどんなものだったか見てみましょう。自由自在の通力を有し、6ヶ月前に人の死を知り、死ぬまではその人を加護し、死の直後に心臓をとってこれを食べるといわれる(『神仏習合の本』132頁)。なるほど、6ヶ月前に千束の死を知り、死ぬまで千束と支え合い、死の直後に心臓をとってこれを荼毘に付すのですね。実に「たきな」の名に相応しい。そんな展開を画伯に描いてもらいたいものです。

終わりに、「ダーキニーちゃん」をググられたし。なぜ、ピクシブにて人気アニメのキャラクターたちがエッチい画風で描かれているのか疑問に思う方も、「ダーキニーちゃん」を知っていれば納得できるかと存じます。

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