僕は創作活動において、オリジナリティをあまり重要視しない。これはオリジナリティがなくてもいい、というわけではなく、オリジナリティよりも大切なものがあるからである。僕は気に入った文章をとことん使いたい。たとえば、執筆において、機会さえあれば気に入った他人の作品を模倣せずにいられない。今回もそうだ。太宰治「人間失格」を捩ったし、川端康成「雪国」の冒頭を模倣したし、セカ「ぷよぷよフィーバー」のセリフも借りた。僕はこれら創作物をこよなく愛している。あわよくば超えてみようと思っている。そして、いつの日か、オリジナリティを見出す日が来ますように。