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手癖

 レビューありがとうございます。
 放置しているのにやけに星が飛んでくるなと思っていたら、大元の企画に小説が複数投稿されていたので、その影響ですかね。
 黄金林檎の話は私の中で若干、苦し紛れなんですよね。文量が少ない話はたいてい、苦戦した感じです。
 最初は男の主人公が荒波を越えて西の果てにある島にたどり着く話で、黄金りんごの正体はオレンジだったという内容なのですが。
 これだとタイトルを回収できないという風で。
 仕方がないので詩を書いたら、これじゃない感が出て。
 開き直って前文をカットして、詩をふくらませた内容を本編として投稿しました。
 逆にいうと工夫をこらしたのがいい結果を招いたのかもしれません。

 本編です。
 よく絵描きの方が「手癖でごめんなさい」とか、注意書きであるじゃないですか。あれ、なんでだろう? と思っていまして。
 別に手癖って問題なくない? 絵が上手ければそれでいいのではないかと。

 それに関して、文章に置き直すと理由が分かりました。
 掘り下げると特定作品の悪口に繋がるので、文面だけに集中して読んでいただきたいのですが。
 手癖=癖がある、同じ単語や一文が何度も出てくる感じ。
 これのなにがいけないのかというと。
 同じやつだなって気づくと、水を差されるんですよ。
 ゲームのテキスト(会話文など)にこういうのが挟まると、ライターが書いているのが明白になります。
 キャラが喋っているのではなく、言わせている、となるのです。

 要は没入感が薄れます。本物の世界ではなく、作られた印象が出ますし、茶番感も生まれやすい。
 だから、癖はないほうがいいんですね。
 キャラクターの個性を引き立てたいのなら、キャラに合った単語をチョイスするのがいいかと。
 それと、わざわざ口調に違いを出さずとも、このキャラが言うこと・言わないことを決めておけば、区別もつきます。
 性格がセリフににじみ出ることもありますので。

 それから文章の癖に関しては。
 シンプルなほうがいいのだろうなと、思っております。
 多分、くどいと目が滑るんですよね。
 目が滑るなにが原因でそうなっているのか分かりません。達筆であろうとも目が滑るときは滑りますし。
 私のほうに問題があるのかな? と思わなくもない。集中できなかったり、気が散ったり、やる気がなかったり。



 それで、私としては装飾は廃して地の文を書きたいわけです。
 下書きを上から書き直す方式だと、手癖が出ます。ていねいに書き直す過程で描写が膨れます。
 7つの大罪の4章はだいぶ、ライブ感で描写を盛ってあります。
 無駄な部分が出来ている可能性があるため、カットできるところはカットしたほうがいいかもしれません。
 ストレート線を小刻みに繋げて絵を描くような感覚で、文章を作ったほうが、見やすいかも。
 上の作品の序盤はそんな感じですし。

 あとは、なんでしたっけ?
 現状はテーマを正確に伝える能力が欠けているかもしれません。
 文章というより構成の問題です。言いたいことが一貫していないというか、クライマックスと冒頭がつながっていない、のか。
 それから流し読み前提で構築する必要もありますよね。7つの大罪はそういう形式だったなと、思い出しました。

 1文を短くして、改行を多めにすることで、かたまりで一場面が見えるようにする。
 スクロールするだけで内容が頭に入ってくるようにする。
 簡潔な描写を心がけて、無駄な修飾を省く。

 上記のことは意識したほうがいいかもしれません。
 描写って美味しいんですけど、読み流しやすいんですよね。逆に言うと息抜きにはなります。
 情報量が多い・設定が羅列される系統は覚えなきゃいけないって意識が働き、集中しなければならなくなるので。
 軽く読めるという意味では、描写中心は悪くないかもしれません。

 では。

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