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野狂「常嗣と篁(6)」公開

平安時代初期に活躍した、小野篁(おののたかむら)っていう人がいるんですよ。
そんな説明をしなくても有名な人物なんですけれど、私の近況ノートを読んでくださってくれる奇特な方ならご存じかとは思います。
その小野篁は、平安京で暮らしていた人なので住まいは京都にあったわけですが、役目で地方を治めるといったことをやっていたりもしたそうなのです。

そんな篁は関東にも由縁がありまして、晩年は東下(とうか)して東京台東区下谷の辺りに屋敷を構えていたそうです。
※東下とは、「あずまくだり」ともいう。公卿などが京都から関東に下ることを指す。

その篁の屋敷があったとされる上野照崎の地に現在建っているのが「小野照崎神社」という神社なのです。
小野照崎神社はその名の通り、小野篁公を祀った神社です。また、菅原道真公も祀っていたりもします。
芸事の神様、学問の神様として、小野照崎神社は知られている神社です。
最寄り駅は「入谷」という駅なのですが、駅からは少し離れています。
私は散歩(といっても2時間くらい歩く)のコースのひとつに、この小野照崎神社が入っていたりして、ちょいちょいお参りをしたりしています。

夏場は暑くて散歩をしていなかったので、きょうは久しぶりに会社帰りに散歩して帰りました。目的地は、そう小野照崎神社です。

実は「TAKAMURA」の連載を始めた時も小野照崎神社でお参りをしています。
今回はTAKAMURAに続き、「野狂」の連載を開始したのでそのお参りもしてきました。

小野照崎神社、芸事のお参りでは寅さんこと渥美清さんがお参りをして寅さん役をゲットしたという逸話があったりもする、強力な力を持つ神社だったりします。

とても静かで、良い雰囲気の神社ですので、近くに行かれた際は是非お立ち寄りください。


あ、本編の話を書くのを忘れていた。
野狂 第三話「常嗣と篁」の6を公開しました。
果たして篁に掛けられた呪は解くことが出来るのか?

そして、今後の展開ですが、そろそろ遣唐使の話になります。
遣唐使については、資料を漁って色々と調べていますが、歴史的な話が難しい。
この部分をいかに物語に反映させるか。
ただの歴史読み物にはしたくないので、あまり詳しい話は書かないかもしれないけれども、篁にとって遣唐使の話は絶対に外せないところだし……。
と悩みながら書いています。
ちょっと更新速度が遅くなるかと思いますが、「あいつ調べてんな」って思っていただければと思います。


いつも、私の拙い文章を読んでいただきありがとうございます。
皆様には感謝しております。

7件のコメント

  • 入谷にあるんですか! 昔、入谷には何度か訪れたことがあります。

    篁の像といえば、栃木の足利学校にも祀ってありまして、こちらも何度か行ったことがありますよ。

    物語の進展を楽しませていただきます!
  • 柴田さん、
    実は入谷にあるんですよ。でも、駅からの距離は微妙……。そして、場所がわかりづらいという難点があります。

    足利学校も有名ですよね。小野篁公が設立した説を私は押したいです。

    読んでいただき感謝しております。
  • お参りのご利益がありますように。
    お話、楽しみにしております。
    (*^_^*)
  • 「フィクションとしての歴史小説の手本」だと個人的に思っているのが、空海と遣唐使を扱った夢枕獏さんの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」です。タイトル多分間違えてないはず。
    もう読んでいるかもしれませんが、まだでしたら是非どうぞ。
  • 結音さん、
    ありがとうございます。
    ご利益で多くの方に読んでもらえたらと思っています!
  • 西野さん、
    映画化もされた夢枕先生の作品ですね。
    まだ未読です。夢枕先生の作品は好きなので、今度本屋に足を運んだ際に探してみようと思います。ありがとうございます。
  • 👍🏻
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