Twitterってあるじゃないですか。
あのイーロン・マスクでお馴染みの。
実はね、私やっているんですよ、Twitter。
ここだけの話ですよ。誰にも言っちゃだめですよ。
でね、そのTwitterで私の書いている連載小説「TAKAMURA」の宣伝をしていたんです。
「TAKAMURA」は平安時代初期に活躍した小野篁を主人公にした物語なんですよ。
小野篁って人は、平均身長160センチ程度の平安時代で約188センチあった偉丈夫で若い頃は武芸で腕を鳴らし、役人になってからは出世街道まっしぐら……と、思ったら朝廷のやり方に異を唱えて島流しにあったり、また復帰して再び出世街道まっしぐらとなった、まるでチート野郎な人なんです。ただの政治家かと思えば、短歌や漢詩の分野でもトップレベルで百人一首では参議篁として短歌が残されたりしています。
おっと、篁のことを書き出したら篁のことばかりになってしまいましたね。
閑話休題。
で、そのTAKAMURAの宣伝ツイートが、なぜか『隠岐の島中央公民館』の公式Twitterに発見されて「いいね」をされたわけです。
隠岐の島といえば、篁が遣唐使で派遣される時にブチ切れて朝廷の命令を無視して遣唐使船に乗らないと言い出して揉めに揉めた結果、流刑となった地なのです。
そこへ行く途中で読まれた短歌が百人一首にもある
『わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟』
だと言われています。
そんな隠岐の島にある中央公民館の公式Twitterがいいねをしてくれたんですから、嬉しくないわけがない。しかも、そのTwitterを見ると隠岐の島での篁伝説の伝承などを公民館でやっているらしいのです。
もはや、これは篁が繋いでくれた縁と言えましょう。
ちなみに篁が隠岐に流された時の伝承話は恋バナだそうです。篁も隅に置けませんな。
というわけで、そんな小野篁が活躍する平安ファンタジー小説「TAKAMURA」
https://kakuyomu.jp/works/16817330655311375914は、週に2~3回のペースで連載中です。