• ホラー
  • SF

2022年を振り返って

 カクヨムにて、椎葉伊作として活動を始めて、4年が経過しました。

 今年は一月から連載を開始した長編『生命の膿』と、八月に公開した短編『🔁~Repeat Playback~』の二作品しか完結させることのできない一年となりました。去年、抱負としていくつかの長編を公開したいと言っておきながら、この始末。情けない限りです。

 しかし、かといって活動していなかったわけではなく、裏ではずっと執筆をしていました。ではなぜ公開していないのかというと、『生命の膿』を完結させた後、二月から着手した長編が一向に完結させられなかったからです。今月に入ってようやく形になったものの、30万字ほどに膨れ上がってしまい、未だに直しが終わらない……。

 まあ、それはともかくとして、今年は大きな経験をさせて頂いた年になりました。
 何かというと、カクヨムコン7に応募していた『生命の膿』を、公式から講評して頂いたことです。
 作品自体は一次審査であっさりと落ちてしまいましたが、講評をして頂いたことはとても嬉しかったです。僕は無学で不勉強な人間故、手探りで文章を書いていたので、自分が一体どこら辺の領域にいるのかさっぱり分かっていませんでしたが、講評をして頂いたことにより、少しは光明が見えたような気がします。気がするだけなのかもしれませんが。

 件の『生命の膿』ですが、僕自身は気に入るわけでもなく、かといって気に入らないわけでもないという感じです。これは同じような連作短編形式でなく、僕の処女作でもある長編『異喪裏—イモリ—』と違って、限りなく突き放した視点から書いた為なのではないかと考えていますが、その辺は自分でもよく分かっていません。
 それでいうと、『🔁~Repeat Playback~』は、書いては後悔ばかりしている短編が多い中、割と素直に気に入っている作品でもあります。これも突き放した視点から書いているつもりですが、なぜ気に入っているのかは自分にも分かりません。いや、そもそも視点が何かも分かっていないのかもしれません。

 ただ、どちらにも共通しているのは、僕の抱えている怨みを元に書き上げたということでしょうか。そもそも、そういったものを原動力に活動を始めたので、ああいったものしか書けないのかもしれません。しかし、それが人に読んでもらえる形になっているかは、また別の問題なのでしょう。
 それはともかく、読んで頂いた方々や、星やコメント、レビューを頂いた方々に対しては、感謝の念が堪えません。日々、活動する励みになっておりました。本当にありがとうございました。

 今年の反省はこれまでとして、来年の抱負ですが、来年こそ、長編を複数公開することができればいいなと思っています。先述したものとは別に、わけあって凍結させていたものと、途中で止めて塩漬けにしているものがあるので、いい加減に彼らを表に出さなければなりません。しかし、そうするに当たっては、また直しが必要になるので、いつになることやら……。ですが、とにかく、来年中には必ず公開すると、ここに宣言しておきます。
 ひとまず、それまでの繋ぎとして、以前からぼちぼちと書き溜めていたホラー短編集を少しずつ公開していく予定です。同じ形態を取っている『怪異—百モノ語—』と違い、ごくごく短いものになりますが、ご容赦ください。

 ということで、2023年も相変わらず、椎葉伊作は浅はかに存在します。引き続き、まだ何かやってんなアイツと冷ややかな目で見守って頂ければ幸いです。

1件のコメント

  • 椎葉さんの作品は文章が巧みなのに頭にすっと入る読みやすさがあり(これは作者がちゃんと意図していないとできないだろうと思います)、ストーリーも人物もしっかり構成されており、作風もとても好きです。「百モノ語り」でWeb小説の中でも全く違うレベルだと感じ入りました。

    昨年も活動はされていたとのこと、ちょっと安心しました。
    それを求めているかはわからないのですが、商業デビューできるんじゃないかと信じています。
    今年は執筆を精力的にされるとのこと、これからも応援しています。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する