柚木平　亮

水中で息ができることに気づいた私。どうやら人魚に転生したらしい。 人魚の涙──それは宝石になる……はずなのに、目の前に浮かんだのはぷちぷちだった。

ゴリさんが、冷蔵庫にしまったプリン。誰かが食べたらしい。 その原因は実は箱に貼られたメモにあったのだが・・

遠い海を越え、江戸の町にやって来た男。 そこで出会った働きものの女と惹かれ合う。 彼女と過ごす、夏のひとときを切り取った話。 ※「1分で読める創作小説2025」の参加作品です。

こういうの、婚約破棄イベントって言うんですか？ この手の話を読むたびに、どうして反撃しないんだろうと思ってました。

一分掌編。 余命半年のぼくが、余命三か月の彼女に恋をする話。 多少タイトル詐欺。

手術室は神殿。医師である彼女は、肉を裂き命を救う神官のように僕の目に映る。 虚脱に沈むその抱擁の中で、僕は恋人でも伴侶でもなく、ただ供物として温もりを差し出す。 ※1分で読める創…

　お盆の帰省で夫の田舎に来ていた、兼業主婦でAI研究者の由香里。昭和の男衆のおさんどんに明け暮れる中、一筋の光が……。 　昭和の悪弊を皮肉る、令和妻たちの、ちょっぴりSFちっく…

絵本風な小説を描くことを目指してます。

ケンカから二日後、彼から届いたのは妙に深刻なメッセージ。 すれ違う会話に翻弄されながら、彼女が最後に受け取ったものは。

うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこで運行バイオマス発電。

小説家は描く。地球の危機。人類の危機。

　ここは人狼（じんろう）学園。人間が絶滅したあとの世界で、人狼たちは平和に暮らしている。その学園に、人間が紛れ込んだという噂（うわさ）が広がった…… 　小説家になろう、アルファ…

メンヘラは過ぎると、もはやホラー。 けどかわちぃ。 １話読み切り。 お好きなタイトルからどうぞ。

世の中何かと予定通りにならないことばかり… 想定外の出来事に見舞われてその日の予定が吹っ飛んだ俺が日付をまたぐと同時に見た物とは…

ショート・ショートです。 ジャンルは一応ホラー。 xで投稿してるお題を2つ使用。 ✒️創作のお題 『見知らぬ鍵』 創作お題【見知らぬ鍵】。その鍵は何の扉を開きますか？ #創作…

上半期が終了し、上期の自己評価を提出したオレの身に起った事とは……

仲の良い女友達との何気ない会話

アキラには見える白髪の女。 手を振るたびに、凶事は起きる。

「俺は死んだ。それは間違いない。」 目を覚ますと、そこは光に包まれた水辺だった。 隣に座るのは、若き日の曽祖父。 ここはあの世ではなく、親から子へと受け継がれた身体の記憶。 …

小さなころからいた透明なお友達。 この子は良い子？ 悪い子？

ぼくは地下鉄で座る事ばかり考えている。ある日、マタニティ・バッジが襲いかかる…

実話ベースの短編です。以前詩誌に寄稿した小説をベースにしています。

幼馴染を好きになってしまった高2。高野華。これまで、恋なんてしたことがなかった華は、幼馴染かつ好きな人の涼夜に誤解を与えてしまう。 どんどん遠くなっていく関係に華は… そんな時、…

料理人のマナカが、とある田舎町で営む食堂「マナカキッチン」。 ここマナカキッチンは、こぢんまりとした食堂ながらにも、個性豊かな人々が集う場所。日々、巻き起こるドタバタ群像劇をお…

権威あるデンプンの科学博士がある日、家政婦によって殺された。しかし、家政婦の自供と現場からの証拠には明らかな齟齬がある。この違和感はなんだ！？若く青臭い青年刑事とたたき上げのベテ…

とある森に囲まれた村の祝祭で、なんと不死鳥が食べられていた。 どうやら村人にとって、不死鳥は支配者のような悪の存在だったそうだが…… 一体不死鳥はどこからやってきて、なぜ死んで…

私の初恋っていつだったっけ？ なんて面倒なことを考えている、だって誰も彼もが恋愛してるから 真面目系優等生が探す初恋と、見つけた親友の話 掌編です

森を焼いた罪悪感に泣く火種と、凍死寸前の少女の話。 ※本作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

雨の降る丘、少女の首には縄がかけられていた。 少女の日記の中にしか存在しない「ウサギ」は、彼女を助けようと必死に耳を澄ます。 しかし、少女の恐怖を吸って育つ巨大な「木」は、止まる…

ハロウィンの夜、 パーティー帰りに僕は、 自販機のラインナップをみた。 でも、なんだか違う。 ハロウィンだからかな? おかしいな……

少女ミアには秘密がある。柔らかく、脆い「粘土」で出来ている。 同じく粘土だった少年リクは、その柔軟さを咎められ、クラスの子供たちによって毎日形を変えられている。 今日は鼻が口に…

【短編】ターバン無双　 〜タ◯バンの秘密〜 千葉県某市にある伝説のインドカレー屋「タ◯バン」。 オリオン腕局所恒星間雲で最も香り高いと謳われるこの店には、ただならぬ秘密があった…

男が美術館の展示を見ていると、その絵を書いた女性が話しかけてきた。

主人公は柚葉という彼女がいる。同棲を初めて1年目を迎えようとしていたある日 主人公が外で見たのは……

歌が下手だけど、誰よりも歌うのが好きな女の子のお話です。童話風の作品になっています。 一話完結の短編小説なのでサクッと呼んでいただけると思います。

魔法少女だったヒイロは、両親と市民を殺してしまった。 罪から逃げるように、相棒のアイネと家を飛び出し、 都会の片隅でパパ活をしながら、ただ夜をつないでいる。 未来のない生活の中…

労働用の人型ロボットが広く普及した近未来。 天才的なロボット研究者として称えられる父ウォルター・モルガンと、一人娘のエリッサ。 同じロボット工学界の研究者として、更には実の親子と…

​どこにでもいる一人の学生が体験した、運悪く風邪と定期テストが重なった一日のエッセイ。 ​人生の大事なイベント当日に体調不良になった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか？ …

顔も名前も知らないこのほしを生きる者たち、 そして最愛なるあなたへ。 これは次元をも超えて紡がれる愛の独白。 声も顔もカタチさえもわすれてしまったあなたへ、この『ほし』から愛と祈…

2040年冬。高槻、田村、秋元の3人が所属する超法規的事案解決部隊「特別対策室」に依頼が入る。それは、老人ホームの高齢者達の不可解な「老衰」についての案件だった。 介護アンドロイ…

この世界では十五歳になると自然にスキルを身に宿す。 そのスキルによって人生が上手くいくことが確約される者もいれば、その逆も然り。 そんな時代に、とぼとぼと、重い足取りでダンジョ…

「断る」 　そう言って私の恋人・篠田風馬（しのだ　ふうま）君は、幼馴染でありかつての恋人・須磨　東子（すま　とうこ）の寄りを戻そうという頼みを一蹴した。 　そもそも彼らが別れ…

　健一郎は雨でびっしょり濡れた服をすぐさま脱いで、温かいシャワーを浴びていたら、しばらくして、扉が開き、真利子さんも裸になって、シャワーを浴びに来た。 健一郎は突然のことで…

　あるバンドの、ボーカリストが蠱惑な女子中学生に惹かれたことから始まる、転落人生。 「蠱惑」と言っても醜悪というほどではなく、他人の感情が"分かりすぎてしまう"が故の蠱惑的。 　…

通話記録から始まる、異世界駅体験談です。

そのノートに愚痴を書くと、どこかの誰かから返事が届く。 顔も知らない。けれど温かい。 一生をかけて育んだ絆と、涙の別れ。 感動のラストに待ち受けていたのは 「インク壺…

たまたま、殺人事件を見てしまった主人公。その犯人は、友人に見えた。そんなわけはない、よね？ ミステリーがメインの、ホラーミステリーです。

お題サークル、テーマ「風」で書きました。 過去を振り返るイメージで、あえて季節が過ぎた風鈴をメインに、「大人あるあるの歳だけ重ねた日常ノスタルジー」を描きたくてチャレンジ。 めっ…