学内カーストやいじめといった現実的な問題と、歪んだ友情が静かに絡み合い、逃げ場のない状況が描かれていました。特に、後半で明かされる陽毬の日記は、残酷でありながらも共感してしまう魅力があります。「小説家の卵」という言葉が、希望と呪いの両方として機能していると感じました。重い題材ながら、読ませる力のある作品です。
人気の成瀬シリーズを彷彿させるような、サクサク読める文体作品です。
誰かを想う形には、このような形もあるのだと思い知らされました。読み進めるたびにゾクゾクして、結末には脳天をカチ割られたような衝撃を受けました。ダーティーで倒錯的な百合を読みたい方には、是非読んでいただきたい。
そんな終わり方ないだろうと思いつつもなるほどと納得しました!
岸井アルカこと中屋敷里愛は「高校生文芸甲子園」の大賞を受賞した。しかし、これには裏があって……。喜ばしいはずの場面であっても、なぜか不穏な空気が感じられ、そして悲劇が訪れる。里愛の身に一体何が起こったのか。最後に明かされる真実は、歪んだ心がもたらしたものだった。人の心は、人を感動させる作品を生み出す一方で、人を壊す悪夢までも生み出す。そんなことを感じさせるホラー作品、ぜひお楽しみください。
これはこういうことなのかな?と想像しながらも読み進めて、最後は予想できなかったラストに背筋がゾクゾクしました…とんでもなく引力のある作品です。すごかった…!
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