サキュバス先生:
「それでは出席を取ります。――Aさん」
B:
「センセー、今日A子ちゃんは
怪人討伐に遠征してるので、おやすみだってー」
サキュバス先生:
「そ、そうですか。では、出席を続けます」
キーンコーンカーンコーン。
サキュバス先生:
「――それでは、授業を終わります。
皆さん、夜は怪人が出やすいので気をつけて帰ってくださいね」
生徒:
『は~い』
……。
???
『サキュバスヨ。シュビハドウダ』
サキュバス先生:
「はっ、現在も滞りなく潜入任務は進んでおりますです!」
???
『――レイノマホウショウジョニ、キヅカレテハオルマイナ』
サキュバス先生:
「はっ、もちろんでありますですっ!」
???
『ウム。コンゴモヒキツヅキ、ニンムヲケイゾクセヨ。
キカイガアレバ、キサマノチカラデ、ヤツヲセンノウスルノダ』
サキュバス先生:
「りょ、了解でありますですっ!」
???
『デハナ』
……。
サキュバス先生:
「はぁ……」
魔法少女A:
「ねぇねぇ。悪の組織の幹部って、中間管理職なの?(笑)」
サキュバス先生:
「ぴぃ!?」
魔法少女A:
「センセ。裏庭のウサギ小屋で大人がひとりしゃがんで
ブツブツ言ってたら不審者だよ(笑)」
サキュバス先生:
「いいい、いつからそこに!?」
魔法少女A:
「さっき。CM撮影と、雑誌インタビューが終わったから寄ってみたの。
あとついでに、そっちの支部適当に潰しといたから」
サキュバス先生:
「ついでに潰さないで!? 先生のお給料払ってるところ無くなったら、ソーメン三食になっちゃうよぅ!」
魔法少女A:
「その手に持ってるニンジン、生で齧ってれば?(笑)」
サキュバス先生:
「ひどいよぅ! ひどいよぅ! 影で目立たないように
悪事頑張ってるのに、どうして正義の味方はジャマするの!」
魔法少女A:
「悪は滅びろ。それが、一般世間が望んでることだもの。センセ」
サキュバス先生:
「ふえぇ……もうやだぁ……アジトかえるぅ……」
魔法少女A:
「ダメよセンセ。その身体はもう私のものだから。
伝令用の使い魔ウサギを八つ裂きにされたくなかったら、私の命令に従いなさい。さぁ立って」
サキュバス先生:
「うっ、ふえっ、もうやだぁ、転職するぅ……」
魔法少女A:
「泣かないで、センセ。私もね、あんまり気の長い方じゃないの。ぐずぐずしてると殺すわよ?(笑)」
誰か続き書いていいですよ(なげやり)