ハスノ　アカツキ

小学校２年生の男の子、ゆうと(悠翔)はある日、お母さんが読んでいた詩集をきっかけに詩に興味を持ちました。ゆうとの知的好奇心を大事にしたいと思ったお母さんは、お父さんに「ゆうとと詩…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ 受賞者結果発表！ https://kakuyomu.jp/info/entry/8thanniv_KA…

――五色の不思議な花が願いを叶えてくれた あるところに五色の花びらを持つ不思議な花があった。 その花は花びら一枚ごとに、色に合った不思議な力で願いを叶えることが出来た。 伝説を…

君は、100色のバラが見られると思っている。 だから僕は、100色のバラを見せたい。

五年前に発見された特異型彗星、バッファロー。周りの星々の引力など気にせず突き進むその彗星を交わすミッションを、操舵士アダムは課せられた。

紡言帳はどうなったのか。想像を働かせよ!!

あるとき、人は疑い深くなった。 いや、信じ難くなった。 『難信』になったんだ。 難信により崩れていく社会システム。 その行き着く先にあるものとは……。

定年を迎えた私のところに、見覚えのない青年が現れた。 私はもうろくなどしていない。 だが、この合い鍵はなんの鍵であろうか――

メロスは思案した。 かの王とポケモソカードバトルをして必ずや勝利を収めないといけない。 そのためには俺様の最強デッキが無いとだめだ。 ついでに妹の結婚式も祝っておきたい。 走るか。

ネガツイをするためにSNS「Y」に登録されたアカウント『なな＠XXXXXXXX』は、画面を通した人間関係に翻弄される

スタートそのものについて考えてみた。 これはそんな話。

　これを機に少し、生き方を変えてみたいと思った。生きなおしとでも言おうか、それとも人生の再スタート、とでも言ったらさすがに大げさだろうか。 　写真で見かけた今は存在しない綺麗な場…

あの日の事を覚えてる。 幼少の頃から遊んでいた彼女と、かけっこした日々を。 だけど僕は覚えていない。 僕は小さな頃から一緒に遊んでいたはずのあいつの顔が思い出せない。 決して追い…

大学受験の失敗、それが危機一髪の始まりだ。 今日もオレは危機一髪に出会いながら予備校へ向かう。

この物語はフィクションであり登場する人物・組織は実際の人物・組織と一切関係ない。 登場人物は50年前定年退職したジョバンニとその女房である。 人類は気候変動を克服した。その頃人類…

"日常に鈍感"になっていく自分に不安を覚えたナナ。そんな彼女は"感情を客観視"できる「ハゴロモ・プログラム」というセラピーに参加する。 理由もなく、何も心が動かない日が続くと、…

心があるからいけないのか。 心がないからいけないのか。 辿り着いた未来で、少女は想う。

夜空で星座を見る親子。子供が親に問いかける「なんで、星座ってあんなに似てないの？」 父親はその問いかけに苦笑いをする。その理由とは……。

――僕は雪の世界に住んでいる。 たぶんここは外からはスノードームって呼ばれている世界だ。 スノードームの中に住む少年は、自分がいる雪の世界に飽き飽きしていた。彼が眺めるのはたま…

とある紛争地、もうすぐ死ぬ兵士の前に予定より早く死神が来てしまい、兵士は子供のころの思い出話を語るが……

すっきりとした説明のつかない不可解なもの。矛盾だらけで論理的でないもの。 理解しようと思ってもわからないのは、頭で考えているからだと思う。世界の全てが頭で解釈可能だと思わないほう…

画家、工学者、天才、凡才、神、背信者。

――私の街は巨大な鯨の上にある。 何言ってんだと思われるかもしれないが事実だからしょうがない。 鯨の上にできた街に住む少女が、鯨が死ぬことで街が滅びることを知る。 その事実を知…

ある日のこと、雨上がりの空に虹が架かっていた。特に感慨も無く眺めていたら、虹のちょうどアーチの天辺のところに、亀裂のようなものが見えて…… 虹のかけらを拾った人が出会った不思議…

帰宅部の俺、浅田壮平（あさだそうへい）と、同じく帰宅部の宇田川泰文（うたがわやすふみ）は、とある日の放課後に出会った。 男子高校生が放課後路地裏を歩いて、発見したものや気付いた…

プラトンの対話篇の中で、ソクラテスという人間は英雄的な大人物として描かれている。確かにソクラテスは実在したらしい。しかし、だとすれば、あれほどソクラテスの様子を精緻に描ける人間が…

ままならぬ日々が重なったせいで失声症となり、声が出せなくなってしまった鮎川裕実。仕事も辞めざるを得ず、失業保険で彼女は暮らし始めた。 そんなある日、散歩の途中で、彼女は古書店「荒…

初めて入った美容院で、訳のわからない話ばかりをする美容師に、困惑する主人公。次第に美容師は暴走し始めて…

滅亡した人類のために火星で開拓を続けながら待ち続けるＰ１１３号は、ある日、新しい人類の作るというＰ１１２号の退屈しのぎに付き合わされ──

　廃墟の中で冬眠中のカプセルを発見され、六百年ぶりに目覚めた男。 　研究者で医者のストレンジ博士によって治療され、食事を与えられる。だが専門家が男のために研究して作った、せっかく…

これはとある文字書きの、短編賞の応募のために執筆された原稿である。しかし締め切りに間に合わず、作品として構成されなかった文章群だ。 彼が言うには、 「 　テキストエディタが壊れた…

静穏に暮らす遠山技師と、強情っ張りのエムの2人は毎夜、平行線上をめぐる。 そして月と地球がある。 会話記録がモチーフの文芸作品。

暮安陽悟の死刑執行を伝えるニュース速報に筆者は愕然とした。 判決から半年を少し過ぎた頃だった。早すぎる死刑執行に筆者は何か裏があるのではないかと勘ぐってしまう。 暮安は『殺害0の…

鏡の前、うつる女の話

　

思考実験同好会に所属の「俺」と「親友」は、いつも通りくだらない思考実験で暇を潰していた。 ところが「親友」はある日不慮の事故で急死してしまう。手元に残された遺品はある日の思考実験…

自己修復する剣と鎧をもつ女冒険者、ビオデラ。 今日も仲間と魔物討伐をしていたが、その剣と鎧にはビオデラも知らない秘密があった。

ひょんなことから異世界に転生した主人公達の1話完結型物語です。 毎回、違う主人公が登場する予定です。

其の危うきこと一髪の千鈞を引くが如し――そういう話です。 公募作も書き切らず、トリに浮気している駄目人間の短編。

送別会に誘われた佐藤。 行ってみると、実は自分の送別会だったことがわかる。 完全にやめる空気にされている中、どうにか誤解を解くために奮闘しようとする物語。 危機一髪に関する物語…

『私だけではありません。この国では、百年ほど前からみんなこうなのです』 　外国から工場の取材で訪れた私は驚いた。その国は、国民全員が耳が聴こえず喋ることもできない、それが当たり…

私は不運だった。おみくじを引けばいつも大凶だし、じゃんけんに勝てたこともない。そんな運のない私にしかできない仕事があると声をかけてきたのは、内閣調査室だった。

徒競走をすることになったウサギと亀。お祭り騒ぎする周囲をよそに、当事者たちの心情は……？ スタートを待つ間に交わされる、グダグダの会話をお楽しみください。