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蒼き太陽の詩、完結しました!

7月28日21時の第375話の更新を公開をもってこの作品を完結済みといたしました。
皆様応援ありがとうございました。2016年2月からの5年5ヵ月、約129万字の連載作品でした。
この間同時並行していろんな作品を書いてきて、別作品で書籍化したこともあって更新が遅延することもありましたが、それでも追いかけてきてくださっている方々のために絶対終わらせようと決めてなんとか書き続けました。応援してくださった皆様に重ねて御礼申し上げます。

そもそもこの作品は私が高校時代に思いついたものでした。が、高校生当時は自分の知識や筆力が足りず、細かい設定の齟齬やストーリーの穴に悩まされ、何度もエタらせていました。
大学を卒業すると長い話を書くことに踏み切るのにとても勇気が必要になってしまって、完全に執筆を止めていました。
20代の頃は仕事の影響もあって小説を書くこと自体が難しくなりました。
20代も終わりになってから、「このままでは永遠に二度と小説を書けないかもしれない、どこかで踏ん切りをつけてリハビリを始めなければ。そうだ、昔書いていた話を引っ張り出してきてリメイクしよう!」と決意して書き始めました。
それからはというもの、応援してくださる方がたくさん現れて、なんとか章ごとにプロットを作って他の作品と交互に書き続けてきました。

もしこの作品に専念していたら、半分の歳月で書けたのかな、と思ってしまう時もあります。あるいは逆に、この作品を諦めて商業用、コンテスト用や公募用の作品を書き続けていたら、もっと作品数を増やせていたのに、とも。一応プロ作家志望なので、どちらかに絞らなければならない日が来るのではないか、とずっとおびえていました。

でも、あるプロ作家の先生が「作家は仕事用の作品と趣味用の作品のふたつを書き続けなさい。仕事用はひとりでも多くの方に読んでいただけるように、趣味用は自分のために」とおっしゃっていたのを目にした時、これでいいんだ、と思いました。趣味と呼ぶにはあまりにも壮大で大切で大勢の読者様を巻き込んだ話になりましたが、商業には関係ないライフワークとして私には必要な物語だったのだと、今となっては思います。

打ち切りがないってすばらしいですね。
本当にすべての伏線を回収しました。完璧に書き切りました。
物語の構造としては今のところ一番美しい作品だと胸を張って言えます。



これから読もうかな、と思ってくださった方へ。
残酷描写、暴力描写、性描写、全部あるのでお気をつけてください。特に性暴力のシーンがあります。また、名前のあるキャラがどんどん死んでいきます。
でも、10代の時はバイオレンスが書きたかったんだな、ということでよろしくお願いします。
これから先考える話はもっと平和な話中心になると思います。私も中年になりました……。



さて。
あとは書きかけの街角で踊る猫たちの剣舞曲の続き、最終章を書きたいと思います。この作品も残酷描写がありますが蒼き太陽の詩に比べれば平和な話です……。こちらは8月中に連載してすぐ終わると思います、もう最終章だし。
踊る猫が終わったらどうするかは未定ですが、もしかしたらちょっと休憩するかもしれません。でも書きたいものはないわけではないので、すぐに戻ってくると思います。やっぱりプロ作家でいたいですしね……。水面下にもぐって公募作品を書くかもしれないけど、カクヨムから撤退することはないと思うので待っていてくださると嬉しいです。



本当に、皆様応援ありがとうございました。



くしくもこの記事が近況ノートの50番目になってラッキーな気持ちです。

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