更新してないけどちゃんと書いてるよ。ただ、書いてるとどうでもいい事が思い浮かんだりするだけで。
ハイファンタジーには、おおよそ2つの定義がある。
ひとつが現実世界と関わりのないファンタジー作品であること。
もうひとつが重厚で英雄的な要素の強い正統派なファンタジーであること。
後者の定義においては、トールキンの指輪物語を筆頭にハワードのコナンやムアコックのエルリック、ゼラズニイの魔性の子、ラリイ・ニーヴンのウォーロックシリーズ、マイクル・シェイの魔界の盗賊。ゲーム・オブ・スローンズなどもここに含めることが出来る。
主人公たちは大概、大きな使命を託されるか宿命を持ち、運命に翻弄されながら、課された使命を果たそうと冒険を行う。
世には、なろうは名作のいいとこどりと評するむきもあるが、しかし、逆に言えばハイファンタジーに付き物の試練や苦悩、苦しい戦いと喪失などの重々しいテーマを経験せずに気軽に栄光と勝利を味わい、世の中をよく出来る。
粗製乱造も多いものの、気軽にエンディングまで描けるためにかつてのハイファンタジーやエピックファンタジー、そしてゲームでさえ中々に描かれなかった、様々な選択やルート、エンディングまでが描かれている作品も少なからずあった。
中には、これは今までなかったんではないかな?と思うような思考やシナリオのパターンも幾つかあって、そうしたものを取り入れつつ、ちょっと本格的な小説とかを書いてみたいなと思わないでもない。
気軽に書ける形式だけに、古い作品では完成させるまで見えたり、訴えられなかった、より根底に近いテーマやシナリオの部分でも工夫を重ねやすく、代謝が早い。
つまり、なろうからも他のゲームや漫画、そしてハイファンタジーなどが拾える要素が生まれる事だってあり得ると思うのだ。