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青年の四季についての創作報告書46

「たとえば、象が空を飛んでいるといっても、ひとは信じてくれないだろう。
 しかし、四千二百五十七頭の象が飛んでいるといえば、信じてもらえるかも知れない。(ガルシア・マルケス)」

 もちろん僕は象が空を飛んでいることを信じるよ。
 けれど、どうだろう。
 村上春樹の小説に空から魚が雨のように降ってくるシーンがあったんだけれど、その象もいつかは地面に落下するのかな?

 落下しないで欲しいなぁと思います。
 お久しぶりです。
 小説の方はいかがですか?

 僕は倉木さんに相談したりして、なんとか前へ進みそうな予感です。
 最近、考えすぎ病みたいになっていて、勢いで押し通してしまえば良い部分で立ち止まって悩む、みたいなことをしていた気がします。

 こういう時、自分はこういう状態です、と伝える為にテキストにまとめて他人(僕で言えば倉木さん)に相談する、というのは大事なんですね。
 改めて、他人を頼るって大事やんってなっています。

 ちなみに世間は四連休でしたね。
 休めている方もいるでしょうし、こういう時こそ働いている方もいると思います。また、お出かけする予定だったけど、やめた方なんかもいそうですね。
 僕は連休があった後の仕事は忙しくなるので、今からびくびくしています。
 理由は単純で土、日、祝日は僕の働いている部署は稼働していないんです。
 その為、僕も休みです。

 最近、「きのう何食べた?」などを見て、料理欲を溜めこんでいる僕なので、この四連休は食べて飲んでを存分にやるつもりでした。

 まず、一日目。
 昼過ぎまで寝て、少し遠くの業務用スーパーで買い物をして、蛸とれんこんの甘辛煮を作って食べました。

 二日目は友人が家に来ることになっていたので、二人で手巻き寿司パーティをやりました。個人的に焼肉も食べたかったので、手巻き寿司の具材に焼肉もいける、というネットの記事を見つけて、友人を説得し、お肉も焼いて巻きました。
 時々、焼いた肉を単品でタレにつけて食べたりしましたが、あくまで手巻き寿司パーティ。問答無用の何でも巻いて食べるの会でした。
 何にしても、すし飯が最高に美味しいのに感動でした。

 三日目は、泊まった友人の為に卵と塩こんぶを乗せたトーストとコーンとツナマヨ(手巻き寿司の時に余った)を乗せたトースト、タルタルソースの上に焼き鳥の缶を乗せたトーストを作って食べました(書いて思いましたが、我々は食べすぎでは?)。
 トーストは乗せて焼くだけだから、楽です。
 夜はイカと茄子の炒め物を作って食べました。

 四日目、インスタントの味噌ラーメン。
 いや、まぁその、三日間がんばったから、よくね? もうフライパンもまな板も包丁も使うの面倒くない?
 って、スタンスでさっきまで、ラーメンを食べたあとは「五等分の花嫁」のアニメを見ていました。
 まだ、四、五話なので、なんとも言えませんが、今のところ中野三玖が好きです。

「かぐや様は告らせたい」の時にも思いましたが、主人公は勉強ができて良い意味か悪い意味かは置いておいて、周囲から浮いている……のが、最近のトレンドなんですかね?
 主人公と対等の同級生の友達キャラがどちらにもいないのが、気にかかりました。

「僕は友達が少ない」とか「化物語」とかで、友達がいないことをネタにしまくってきた弊害がこの辺で出てきているのかな? 
 普通にしていれば、友達ができる時代は終わったのかな?
 普通にしていればできるのは、勉強だけの時代になってしまったのかな?

 いや、もはや「普通にしていれば」という普遍性が通用しなくなったのかな? と思って、ラブコメを作る空気感について色々考えております、はい。

 とまぁ、四連休を簡単にまとめたのですが、二日目の夜にサンダルウッドさんという方が、ツイキャスで僕の作品(南風に背中を押されて触れる)を朗読して下さっていました。
 ありがとうございます。
 友人が部屋にいたので、途切れ途切れですがリアルタイムで聞かせていただきました。聞けていない部分は録画で聞きました。
 作品を褒めていただけるのは、自分が褒められるとは違ったむずがゆさがあって、友人の前でしたが終始、口元が緩んでいました。
 気持ちとしては自分の子供が褒められた、みたいな気分です。
 いや、僕に子供はいないので、あくまで比喩ですが。
 本当にありがとうございました。

 一応、サンダルウッドさんにお褒めいただけた「南風に背中を押されて触れる」のURLを貼っておきます。
 よろしければ、読んでいただければ幸いです。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888222742


 では、最後に僕が最近読んでいる本を紹介して終わらせてください。
 小野不由美「鬼談百景」という百物語怪談本です。
 一編は三ページから四ページでサクサク読めていけて、ぞっとしたり、あれなんか良い話って思えたりする作品です。
 百物語なので、基本的に怖い話なのですが、連続で怪談を読んでいくとパターンみたいなものが見えてくるんです。
 そして、そのパターンを上手く崩されたり、新たなパターンを見せつけられたりと、気持ちよく読者の予想を裏切っていくのが「鬼談百景」で、まだ半分くらいですが、読んでいて楽しくて仕方がないです。

 そんな中でも好きなのは、「香水」「どろぼう」「鳥」「青の女」「跳ねる」「お気に入り」です。
 多分、「鬼談百景」の中で一番有名なのは「お気に入り」で、以前、雑誌のダ・ヴィンチを読んだ時に、漫画になっていて、「怖っ!」って思ったのを覚えています。
 好きなものは、と言って挙げましたが、正直全部面白いです。

 ホラーが苦手でなければ読んでみてください。
 

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