「たとえば、象が空を飛んでいるといっても、ひとは信じてくれないだろう。
しかし、四千二百五十七頭の象が飛んでいるといえば、信じてもらえるかも知れない。(ガルシア・マルケス)」
もちろん僕は象が空を飛んでいることを信じるよ。
けれど、どうだろう。
村上春樹の小説に空から魚が雨のように降ってくるシーンがあったけれど、その象もいつかは地面に落下するのかな?
僕が生きる日常では、今日も象は降ってきません。
昨日の夜は凄い雨でしたね。
深夜、僕はなかなか眠れず、スマホをいじったりしていました。
眠れない時にスマホを見るのは逆効果と分かってはいるんですが、どうしても止められないんですよね。
ベッドでゴロゴロしながら、35歳の男性が女子高生に暴行をした、というニュースについて考えていました。
実際のところは分からないけれど、夜の10時過ぎの住宅街で35歳の男が女子高生に対し「うちに来ないか」と声をかけ、それに対し「キモい」と言い返したことが発端だったらしい。
なぜ、35歳にもなって「うちに来ないか」なんて、声をかけるんだよ……。
幻冬舎の箕輪厚介も、そうだけど、彼らの女性に対するアプローチの仕方が全部、なんか、もう、鳥肌しか立たない。
箕輪厚介は34歳。
なんでしょう。
この辺の世代のモテる男性像みたいなものに歪みがあるのかなぁ。
なんとなく、この「うちに来ないか」と言った35歳男性とか、箕輪厚介と喋ったとして、僕が考えるモテる人と彼らが考えるモテる人はまったく交わらない気がする。
いや、それ以前に男の飲み会において、こういう人がモテるって話をしない気がする。
あったとしても、顔が良いとか、お金を持っているとか、行動力があるとか、って言う凄く短絡的な結論に陥ってしまって面白くない結果になりそうだ。
実際、顔が整っていて、お金を持っていて、行動力があればモテるよね。
けど、そういう話じゃねーよ。
ちょっと面白そうなので、今度友人を集めてやってみます。
どんな男がモテるのか選手権を!
さてさて、本日「眠る少女」にレビューをいただきました。
許可は取っていないのですが、素晴らしい内容だったので紹介させてください。
【青春の中で、変わらないものと変化するもの。絡み合う、少年少女の群像劇。】
少年・少女たちが交代で主人公となり、それぞれの視点で物語を作り出す群像劇です。
どの主人公も楽しく個性的で、グイグイ読めてしまいます。
子供から大人への過渡期にいる彼らが、変わらなければいけないものと、ずっと変わって欲しくないものを、探しては見つけていくストーリー。
それぞれの綴る、若々しい爽やかな視点が作品を魅力的に彩ります。
身内の死を見つめ続ける少年。
少年が書いた未完の小説を、音楽へと昇華させる少女。
決して変わることのない、仲間を傷つけることを許さない正義感。
たくさんの小さな光が心地よく絡み合いながら、「岩田屋町」という大きな物語を作り上げていく。
気がつくと、この世界にどっぷりとハマってしまいます。
現代の青春ドラマがお好きな方に、自信を持ってお薦めできる作品です。
黒須友香さん、本当にありがとうございます。
「たくさんの小さな光が心地よく絡み合いながら、「岩田屋町」という大きな物語を作り上げていく。」
という部分とか凄く嬉しかったです。
僕の書くキャラは結構なんでもない平凡な人達が多いので、その平凡さが積み重なって、大きな物語として読んでもらえた、というのは一つ自信にも繋がりました。
また、同じような構造で物語を作ってみたい、とも思いました。
本当にありがとうございます。
眠る少女という作品はカクヨムで最初に載せた作品というのもあって、読んでいただけたり、コメントをもらうと、他の作品よりも舞い上がってしまう部分が僕にはあります。
多分、それはこの先も変わらない気がします。
もし、ご興味が湧く方がいれば、ぜひ読んでみていただければと思います。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885776990