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振られたあとに優しくされても困ります 裏話

あんな話を書いておいてなんだけど、作者は別にアルフォンスが嫌いではないです。
可哀想なのが可愛いってやつです。
ヒロインに冷たかったぶんは自分が好きな人に冷たくされることで因果応報くらってるし。
反省しても許されない姿可愛いね……可愛いね……。

あとこのお話で一番好きな女キャラはセンテちゃんです。
書いてる方としてはすごく助かるキャラだったんです。彼女がいるだけで話がさくさく進むから。
彼女の欠点なんて差別主義者なとこだけですよ、まあそれが致命的なんだけど。
自分を策士だと思ってるのにやってること全部失敗するポンコツキャラなんです。
策士だと思ってるのにろくな情報収集もしないんです。
自分のやっていることは正義だと思ってたのに生まれて初めて教師に厳重注意されて自尊心ぽっきり折られるかわいそ可愛い子なんです。

最後アルフォンスくんは一生独り身だったみたいだけど、それを両親に注意はされませんでした。父も子も無能ではないにしろ愚鈍だから、いっそ傍系から優秀な子引っ張ってくる方が家門のためだな……ってお父さんさとりました。

構想だけあった頃には元鞘になる予定もあったけど、トイフェルくん出したら無理になりました。マジでトイフェルくんがいなかったら元鞘になった可能性はある。
作中トイフェルくんが「二番です」って自称してるけど、納得して使ってるんじゃなくて皮肉と当て付けで言ってると思われ。
実は婚約者持ちだったけど、婚約者からしたらミリーの存在はもやもやするんじゃないかと言われたら否定は出来ない……。でもまあ最後まで恋愛には発展しなかったので。お互い敵地で生き抜いた戦友みたいなものです。

あと作中で出せなかったけど、ミリーは時たまアルフォンスの亡くなった婚約者のことを思い出して「本当に身体の病気で亡くなったのかな?心のストレスもあったのでは?失礼だけどアルフォンス様が婚約者に優しい姿が想像出来ないし。何も考えずに後釜になったこと喜んでたけど、今思うと無神経だった……」と同情してます。そしてその推測は当たってるという。当時はローデリカ姫が好きだったから、好みでもない政略結婚の相手の扱いは……。

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