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悪役令嬢は処刑されました 裏話

 悪役令嬢+開幕処刑+お前を愛することは無い+処刑後国崩壊の贅沢セットてんこ盛りで書いてみました。
 優秀な官僚(この話ではヒロイン)が冤罪で処刑される状況ってどんなんだろうと思って妄想を膨らませて出来た話です。

 優秀なのに奴隷のように働かされる→上司(王妃)がとんでもなく意地悪
 開幕処刑→軟禁されて社交が出来ずに人望ゼロどころかマイナス。その上プラシドのように知らない所で悪質な嫌がらせまでされていたのでスムーズに処刑が決まった
 お前を愛することは無い→王子がダメダメ
 処刑後国崩壊→この辺りは某政治家が亡くなったら同じような有能人材がいなくて国がバラバラになったという話をモチーフにしています。ヒロインがあそこまで有能だったかというと社交の時点でアウトだけれど。

 王子はアレなキャラだけど書いてたら謎の愛おしさが生まれた。抗議してきた民に「文句言うならもっと苛めてやるからな!」とか言うなんて為政者失格すぎて。でもめっちゃ自分に正直で書いてて楽しかった。それはそうと無残に振られるべし。
 クラリッサは……とりあえず王子が冷遇するだけの悪役が必要なので作った。クラリッサがそのまま王太子妃になってたらスムーズに国が滅んだのにねえ。
 アンヘラは……とりあえず同じ女性貴族からどう見られてどう扱われていたのかの説明役みたいな立ち位置だった。彼女視点だから分かりにくいけど、王太子妃の頼みを自分でやれとか言えるって悪い意味で凄い。職場の先輩とかでも言わんでしょ。更に謝り方も酷い。相手に不快感しか与えてない。そして何が酷いのか自分では分かっていない。「こういう人間にはなるな」の見本みたいなキャラ。
 プラシドは……同じ貴族の男性からはどう見られてるかの説明役的な。彼が嫉妬で他人の足を引っ張るようなキャラじゃなかったら国は崩壊しなかったかもね。
 ペネロペさん。ぶっちゃけ前世のひたすら不幸なキャラが好きです。転生後のチートヒロインのような言動は正直あんまり……。心に余裕が生まれたことで憎しみも生まれて物に当たり散らすようにもなったし。

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