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聖女はこの世界に未練がない 捕捉編

 ぶっちゃけディアスが逆行して今度こそ幸せにするぞルートにするつもりだった。
 でもオチが思いつかなくて振られ男の一人語りみたいな話に留まった。
 あと途中で書こうと思ってたディアスとカタリナの会話。

「貴方は私の味方よね!? 一番最初に騎士にしたんだもの!」
「……カタリナ様、俺の名前は覚えてますか?」
「え、な、名前なんて飾りでしょ!」

 よくよく見たらカタリナ嬢は一度も男達の名前を言って無いんだなあ。そういう女性に惚れるタイプだから男達もまた……というオチ。

 冷遇聖女よりはアデリナという味方がいたことで境遇自体はマイルドにはなってるんですよね。
 糟糠の妻のごとく理穂を支えたアデリナはきっと人気が出るだろうなと思ったけどそんなことは無かった。最後にうっかりヒロインの足を引っ張ったのが問題なのか。
 アデリナは自分も貧しい身ながら行き場のない理穂に衣食住を提供する聖人タイプだけど、本物の聖女らしいと聞いてそんなら仕事してよってなるくらいには俗物でもあるという設定。

 おそらく元の異世界の誰も居ない土地で逆ハー生活することになると思われるヒロインだけど、どう考えても長生きしないし悪魔と化した五人がいるしで後世で呪われた土地になる可能性大。
 どっかの神話では金は女神の流した涙って話があるけど、ヒロインも魂となろうとも涙を流し続けるのかもね。

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