なに？ 6月1日はアイデアの日？ できらあっ！
「大東京因習高校ウカガイ様」
高校進学を機に両親の故郷で憧れだった東京に出てきた主人公は高校生活二ヶ月目にして校内でまかり通っている奇妙な因習の最たるもの、ウカガイ様に遭遇する。
ウカガイ様は授業中にも関わらず校内を闊歩する女学生で、窓に顔を貼り付けるようにして覗いてくるのだ。覗いてくる以外には特に何もしないのだが、その外見と異様な目つきに主人公はどうしても神経を圧迫されてしまう。まったく平然としている同級生に尋ねてみると、ウカガイ様は近隣の中高に共通している因習だそうで、地元の子どもは気にしたこともなかったという。主人公も早く東京に慣れようと従うのだが、夏休みを目前に控えたあるとき、主人公は学内投票の結果からウカガイ様と一夜を過ごす揺伽羅木に選ばれる。主人公は儀式当日、禁忌を破ってウカガイ様と会話をしてしまうのだが……。
「宇宙伝説怪談 反物質ババア」
外宇宙のエイリアンが周辺宙域で聞いた宇宙伝説の一つ反物質ババアの謎を追うべく宇宙の辺境、因習惑星『地球』に来る話。
「日本代表殺人事件-誰がCFを殺したか-」
ある国際試合で日本代表の若手CFが今後の選手生命を変える大怪我を追ってしまう。その選手とエージェント契約をしていた主人公は一連のプレーとファンやメディアの反応、対戦チームの動向などから仕組まれたものだったのではと疑い始める。
試合中のことだからと流され、マネージメント会社からも妄想も大概にしろと言われ、当該選手すら今はリハビリに集中したいから放っておいてほしいと契約解除をチラつかされて、主人公は激怒する。
「冗談じゃない！ あんたは今後の数億――いや、下手したら数十億を奪われたんだぞ！？ それは、それは――俺の金の一部でもあるんだ！」
主人公は選手の意向を無視し調査を再開、スパイクを提供していた企業の営業から奇妙な話を聞く。
「契約選手ですからね。すぐお見舞いに伺ったんです。そこにスパイクも置いてあって、見せてもらって……なにかおかしいと思って、こっそり調べたんです。そうしたら、歯が少し長かったんです。ほんの１ミリくらいだったので、試合で使ったからかと思ってその場は黙っていたんですが、どうしても気になってウチの担当に聞いたら、そんなオーダーは受けていないって……」
主人公は試合中、選手がしきりに足元を気にしていたのを思い出し、試合会場のグラウンドキーパーを訪ねることにする。
すると、グラウンドキーパーも奇妙なことをいう。
「おかしいなとは思ったんです。なんだか妙に青いというか……あの時期だと芝は一日で１cmくらい伸びることもありますし、しくじったかもしれないとは思いました。でも、あんな風に、変だと思ったのは初めてでしたね」
主人公が当日の競技場を調べると、事前通達なしにスプリンクラーが使用された形跡が見つかり、さらに指示したのがJFLの人間と判明する。
調査を進める内に、主人公は当日の対戦チームでも不穏な動きがあったことを察知し、事態は国を跨いだスポーツマネージメントの闇に（以下略）
「前のアレ」
ずいぶん昔サポーター向けに設定と冒頭だけ書いたけど何処に出して誰が取んねんってなったディストピアSF
なんかどれもいまいちな感。
うーん。