https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093081088074492そんなわけで、第十七話です。
エイナたちは朝も昼も、肉饅頭を食べています。
今は冬で寒いですから、ほかほかの肉まんで身体を温めたいのでしょう。
肉まんの餡は、羊肉のミンチが一般的です。
というか、王国(他国も似たようなもの)では、肉といえば羊で、次が豚かヤギです。
牛肉や鶏肉は、あまり出回りません。
牛は食肉用ではなく、農耕用として飼われているのがほとんどだからです。
鶏は農村ならどこでも飼っていますが、卵を採るのが目的です。
ですから鶏をつぶして食べるのは、新年のお祝いか大切な来客の時くらいで、田舎では大変なご馳走とされています。
いろいろと行商人の情報が集まってきますが、その所在は謎のままです。
なんとなく〝臭い〟が鍵になりそうですけど、その検討に移る前に、部下の素朴な質問によって、大変なことが発覚します。
「盲点だった!」と、エイナは真っ青になっています。
ただ、冷静に考えてみると、それくらいのことを軍上層部が気づかないはずがないのです。
その辺の事情は、次回に明かされるのかな?
さて、エイナたちの捜索初日は、結構いろいろことがありました。
一方、コンラッド曹長が率いる小隊は、まだクリル村に向かっている最中です。
クリル村は辺境でも最北の親郷で、蒼城市から最も近い親郷でもあります。
馬での移動でも、到着までには一泊しなくてはならない距離です。
ユニのいる中南部のカイラ村だと、馬でも二泊三日、徒歩だともっと時間がかかります。
曹長たちがクリル村に着いたところで、そちらの話を挟むつもりです。
さて、次回も行商人の捜索、二日目です。
軍幹部の裏切りや、情報部の思惑など、いろいろ気になることもありますが、まずはエイナたちの行動を追っていきたいと思います。
どうかお楽しみに。
昨日、新しいPCが届き、ほぼ一日中設定やデータの移行で潰れましたw
私の仕事上、PCは故障しなくても、ほぼ三年おきくらいで買い換えます。
そのたびに性能が上がり、快適になったと感動するのですが、一方でマイクロソフトのクソっぷりには腹が立ちます。
エッジやワンドライブのごり押しは、ユーザーを尊重しているとは言えませんね。