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【魔導士物語】第十五話「触診」を更新しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093080724045933

そんなわけで、第十五話です。

今回は完全に作者の〝趣味回〟ですね。恥ずかしがるエイナを楽しみ、愛でておりますw

「ヴァンの家」を支配するリッチーの本名は不明ですが、召喚されている間は「漆黒」と名乗っていました。
漆黒は人間であった時は、大魔導士と呼ばれていました。
多分、マグス大佐より凄い魔導士だったものと思われます。そのくらいでないと、リッチーにはなれません。

彼らリッチーが、自らの意志でアンデットになるのは、その飽くなき知識欲のせいです。
魔導の探究にのめり込むあまり、正気を失った魔導士の〝成れの果て〟といったところでしょうか。
したがって、リッチーは己の知識を深めることにしか興味がなく、基本的に現実世界に干渉しません。
その気になれば、世界征服も容易いほどの力を持っていますが、そんなことには興味がないのです。

しかし、こと魔法に関する知識が得られるとなると、どんなことでもします。
実際に一国を滅ぼし、全国民の命を代償とする魔法実験を行ったリッチーもいます(『鋼の錬金術師』みたいですね)。

エイナの下腹部にある魔術回路は、子宮の位置にあります。
そのため、そこに手を当てるということは、陰毛の生え際にも触れてしまいます(わ~い)w
彼女が絶対零度魔法を何度も使用することで、魔術回路ができあがるのですが、その過程で彼女の内部では、破壊と自己修復が繰り返されていたようです。

この魔術回路から大魔力を放出すると、衣服が糸くずになって大穴が開きます。
そのため、緊急時を除いて、彼女は魔法を行使する前に、該当部分の衣服や下着を脱ぐようにしています。
したがって、周囲に男性がいると非常に都合が悪く、彼女の悩みの種となっています。

ちなみに、エイナは普段、軍服を着ているので、ズボンの下はズロース一枚で、しかも動きやすさを重視して、太腿までの短い丈のものを着用しています。
しかし、現在は普通の町娘の格好をしていますので、長いスカートの下には二重の(冬なので)ペチコートを穿き、ズロース丈も膝下まであります。
(ちなみに、本作では〝ズロース〟で統一していますが、〝ドロワーズ〟とも言います。)

1980年代に、山本信也監督のロマンポルノ「未亡人下宿シリーズ」が、若者の間で大人気となったことがあります。
外部制作でありながら日活のドル箱となり、お正月とお盆は「未亡人下宿」という、寅さんみたいな映画でありました。
シリーズ末期には、タモリや所ジョージ、立川談志、シティボーズ(大竹まこと、きたろう、斉木しげる)なんかも出ていたんですよ。

未亡人下宿のママ(池田カツ役)は、多くの女優さんが演じましたが、その中で最多出演を果たした橘雪子さんは、「日本一、ズロースの似合う女優」とファンの賞賛を浴びました。
大きなヒップを包む、ゆったりとした白いズロースは、実に目に鮮やかでありました(遠い目)。
当時「ぴあ」を片手に、都内の名画座で「未亡人下宿大会」を訪ね歩いたことが、懐かしく思い出されます。

次回、エイナたちは手に入れた情報をもとに新市街に向かいます。どうかお楽しみに!

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