https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093080537861345そんなわけで、第十四話です。
すでにお知らせしていますが、これまで「ケネス」だった部下は、諸事情により「ケヴィン」に改名していますので、ご承知おきください。
前半は、軍に内通者がいるという話の、エイナによる解説です。
彼女は年下の(一つ違いでしかありませんが)部下たちに、ちょっと偉そうに説明しています。
でも、これくらいのことって、軍の上層部だって、気づいているんじゃないですかね?
勘のいい人なら、このエピソードの背景が読めてきたんじゃないでしょうかw
エイナはコンラッド曹長の〝教育的指導〟もあって、努力して上官言葉を使っていますが、本人としては『似合ってないなぁ』と自覚しています。
しかしまぁ、軍服を着て士官の徽章をつけている以上、虚勢を張り続けなければなりません。
ところが、いかにも若い町娘が着るような、ちょっと可愛い服装をしていると、その違和感に耐えがたくなっています。
ちょっとエイナが可哀そうなので、しばらくの間、息抜きをさせてあげることにしました。
その〝可愛い服〟ですが、エイナは襟ぐりが深く、胸を強調していることに文句をつけています。
前回の本文でも説明していますが、「胸を強調するのはOK、脚を出すのはNG」というのは、欧米では当たり前の文化です。
欧米人からしたら、女性の魅力(胸)を強調するのは当然で、脚(特に太腿)を出すのは娼婦の振る舞いです。
日本ではそれがまったく逆なわけで、エイナが感じている不満は日本人的で、本当は変なのです。
この辺は読者の感覚に合わせているのが実情です。
さて、「ケルトニアの魔導士」以来のあおの店の登場です。
次回、エイナは無事に情報をゲットできるのでしょうか? どうかお楽しみに!
明日はいよいよ東京都知事選の投票日ですね。ひまそらあかね氏がどれだけ票を伸ばすのか、個人的に非常に楽しみです。