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【魔導士物語】第七話「スカウト」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330649720773623

 そんなわけで第七話です。

 前回「次回、ユニとはいったんお別れとなり、エイナは王都に向かいます」と書きましたが、嘘は言ってませんよね?
 見事なまでに話が進んでおりませんw

 ケイト「エイナ、あなたには魔導士の才能があるわ。私と一緒に王都に行って、魔導士を目指しましょう!」
 エイナ「まぁ、私が魔導士に? 何て素敵なんでしょう。是非お願いします!」
 ユニ「エイナ、よかったわね。魔導院でしっかり勉強するのよ!」
 こうしてエイナは、ケイトに連れられて王都に向かったのであった。

 極端に言えば、この四行で済ませてもいい話ですから、さくさくストーリーを進めたいなら出来ないことはないのです。
 でも、どうしてケイトが孤児院を選んだのか、エイナが魔導士を目指そうとする動機、世話になったユニやアスカ家の人々とのお別れとか、ちゃんと書きたいのです。
 そうやって丁寧に話を進めていく方が好きなのですが、第一章はエイナの成長編で派手な事件が起きないため、読者さんがついてきてくれるのか、もの凄く不安だったりします。

 エイナが魔導士を目指す過程で、行方不明の母親の存在が一層クローズアップしてきます。
 この母親の問題は、この物語全体のテーマと関わる話なので、注目しておいてください。流行りの「チェンソーマン」で言えば、マ○○さんのような……というのは言い過ぎかな?

 ケイトがアスカ邸を訪ねてきて、エイナと二人きりで話したいと望んだ際、エイナが自分に与えられた部屋(=フェイの部屋)を使うのを嫌がったのが、個人的には気に入っています。
 この設定は、書き始める前はまったく考えていなかったことで、彼女が勝手に言い出しました。
 やっとエイナが作者の脳内で自己主張してきた兆しで、こうやってキャラが自分で動いてくれるようになると、作者はかなり楽になります。

 エイナは初めての生理痛に苦しんでいます。本人は「冷たい石がお腹の中にあって、その重みがずしんと腰全体に響いてくる感じ」と説明しています。
 ユニは比較的軽い方で、アスカに至ってはまったく平然としている異常者なので、アスカ邸では家令のエマさんが(彼女自身はもう上がっていますが)、あれこれエイナの身体を気遣ってくれています。
 ケイトが訪ねてきた時も、エイナはエマさんが用意してくれた〝湯たんぽ〟をお腹に抱いて寝ていました。

 次回は、今度こそ舞台が王都に移ります。とは言え、エイナはまだ十一歳(数え年)の半ばで、魔法科の第三期生として入学するまで半年もあります。
 彼女がどういう扱いになるのか、その辺の描写になると思います。どうかお楽しみに。

 さて、二日前、私にとっては衝撃的なニュースが飛び込んできました。
「ガメラ復活!」です~~~~~~~~~ぅっ!!!!!!!!!!!!!
 制作が悪名高いネトフリというのが不安ですが、とにかくめでたい!
 私は特撮作品、特に怪獣映画をこよなく愛しておりますが、ゴジラよりも断然ガメラ派なのです。
 小学生の頃は、教科書の隅っこにギャオスやギロン(ガメラの敵役)のパラパラ漫画を描き込むくらいにハマっていました。
 それが大人となって、金子監督の「平成ガメラ三部作」という、超傑作に出会った衝撃といったら、それはもう凄まじいものでした。
 三作とも何度も映画館に通って涙を流し、特に「ガメラ3」には完全に打ちのめされました。あの作品は日本の特撮怪獣映画の一つの頂点だと断言します。
 特集した「シネ旬」の購入はもちろん、3万円以上もしたレーザーディスクセット、ブルーレイも数種類揃え、懸賞で当たった金子監督サイン入りのパンフ、ヒロイン前田愛ちゃんの写真集からデスクトップキャラソフト、ガメラのソフビ、フィギア、電動歩くガメラまで、ありとあらゆるアイテムを集めまくったものです。
 いや~、生きる希望が出てきました!

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