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【魔導士物語】第八話「審問官」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330649855108570

 そんなわけで第八話です。

 前回の七話でユニはいったん退場しますが、章の後半ではまた登場する予定です。
 この第八話からは、いよいよ舞台が王都の魔導院に移ります。

 魔導院の寄宿棟は、これまで三棟建っていました。
 長屋形式の木造二階建てで、男子棟、女子棟、低学年向けの男女混合棟の三つです。
 それぞれに生徒用の部屋のほか、教師用の宿直室、用務員室、面談室、医務室、浴室があります。トイレは上下階の両方にあります。
 食堂は独立した建物で、生徒用の会議室としても使われています。

 魔法科の新設に伴って、新たに三棟の寄宿棟が建てられました。
 魔法科の方が生徒数が多いので(予定)、もう三棟が追加で建てられる計画です。
 召喚士科と違って、魔法科は男女別の棟となっておらず、一階が女子、二階が男子という区別になっています。
 これは宿直室等の部屋が一階にあり、生徒用の部屋数が少ないため、人数割合の少ない女子が一階を使うことになりました。
 ですが、二階の男子が騒がしいという苦情が女子から起こり、魔導院側は対策に苦慮しています。

 また、魔法科の生徒が始め(十二歳)から二人部屋であるのに対し、召喚士科では十五歳にならないと二人部屋に入れません。
 これは本文で触れてあるとおりで、召喚士科の生徒から激しい不満が噴出して、結構な騒ぎとなりました。
 生徒側には、舎監生(生徒会長)を長にした自治組織がありますが、彼らが主導して大きな待遇改善運動が起こりました。
 基本的には、自分たち(召喚士科)も十二歳から二人部屋にせよという要求です。
 要求には含まれませんでしたが、彼らの内心では男女別に棟分けされていることも不満で、男女が階で分かれていても、同じ棟で暮らす魔法科がかなり羨ましかったようです。

 最後に登場した少女は、これからエイナの相棒(バディ)として活躍する準主人公なので、詳しく紹介される次回を楽しみにしてください。

 さて、前回更新した後に、アマゾンプライムで『シン・ウルトラマン』が配信されました。
 「早いなぁ~!」と驚きながら、改めて鑑賞しましたが、やっぱいいですねー!
 私はウルトラマン世代にかろうじて引っかかっているので、「ああ、あのシーンだ」「あの台詞だ」がてんこ盛りで凄く楽しかったです。
 そして、ウルトラマンが外異星人として人類の矛盾に苦悩しつつ愛していく姿の切なさが胸に迫り、エンディング曲(超名曲!)の詩にガツンとぶん殴られます。
 スペシウム光線の光学合成を「チープだ」と批判する声には、おじさんは「分かってねえな、若造」とニヒルに笑うのでしたw

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