https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816927859816817263そんなわけで第五章の始まりです。
■いきなり時間が飛んで面食らうかもしれませんが、前半はレテイシア女王によるクーデターがあった年の年末、エギル・クロフォードが新たな黒蛇帝になった時の話です。
「幻獣召喚士」の黒歴史とも言うべき「学園の七不思議」で、迷い込んだ妖精を保護していたロリ少女、リデルが再登場します。
前に出てきた時はただのリデルでしたが、今回はリデル・アリスヴェータというフルネームです。
「学園の七不思議」の活動報告で書いたと思いますが、漫画家・内田善美さんの「星の時計のLiddell」からとった名前です。
ただ、リデルというのは本来は姓であって、ファーストネームじゃないんですよねw
まぁ異世界だからってことで許してください。
■ココナという名前は、彼女の肌が〝ココナッツミルクのように白いから〟というのが建前ですが、本当はリデルがココナッツのお菓子が好きだからという理由で付けた名前です。
山登りが好きな貧乏少女とは関係ありません。
年齢は不詳で、大人びて見えるので二十歳前後だろうと推測されていますが、実際にはリデルと同じ十八歳なのではないかと思います。
■幻獣界にも人間は存在していますが、彼らの文明はまだ未熟で、日本で言えば弥生時代に当たるようなレベルです。
幻獣召喚はどんな種族を呼び出すか、運任せなところがありますから、当然人間が召喚されることだってあり得ると思います。
今回はたまたまそんなことが起きてしまったのですが、なぜか呼び出された人間は「私は誰?」状態だったというお話です。
いきなりこの世界の言葉が話せたのは、リデルの記憶を持っているお陰です。
■そんなわけで、後半はカシルから王都に戻ったユニとマリウスの話に戻ります。
まぁ、この二人はいつもどおりですね。
次回は舞台が蒼城市に移ります。新婚のアスカ家はどんな具合になているのでしょうか?
どうかお楽しみに!