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【幻獣召喚士3】第二十二話「吸血鬼」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816700429445351079

そんなわけで第二十二話、対吸血鬼戦の後半です。

■おさらいになりますが、吸血鬼には真祖―第二世代(幹部)―第三世代(下っ端)と三つのランクがあります。
 吸血鬼を増やすことができるのは第二世代までで、下っ端にはその能力がありません。
 知性や戦闘力でも大きな差があり、下っ端はユニのオオカミでも倒せましたし、赤城市第三軍の兵士だけで倒した例もあります。
 ユニはアリアナとライガの戦闘(ライガの方がやや優勢)を見て、彼女が第三世代の下っ端だと判断しました。

■ユニとしては、ライガ一頭でも吸血鬼を倒せると踏んでいたのですが、ここは帝国魔導士の戦力を量る意味でも「お手並み拝見」を決め込みました。
 多分イムラエルのファイアボールを一発当てただけで敵は大ダメージを受けたので、多分もう一度で倒せたはずですが、帝国側は吸血鬼と初めて戦うので、そんなことまで分かりません。
 はっきり言ってマグス大佐の爆裂魔法を使うほどの相手ではありませんでした。
 ユニは大佐の魔法発動、そして詠唱時間を稼ぐための副官二人のサポートを間近で見ることができたので、かなりいい情報を得たことになります。

■アリアナを吸血鬼にした男は、明らかに第二世代級の大物で、彼が相手だったらこんな余裕のある戦いにはならなかったはずです。
 敵が本気でレイアを殺そうと決意していたのなら、こんなことをするはずがありません。
 次回は「種明かし」になりますので、お楽しみに!

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