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【幻獣召喚士3】第八話「共同戦線」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816700428421673817

そんなわけで第八話です。

■マグス大佐の口車に乗せられて、とにもかくにも協力することになるユニですが、最初から前途多難ですね。
 マクラレン中尉の腕は本物で、特に彼は抜剣術(日本で言うところの居合術)の達人です。
 本文をお読みになれば分かるように、ユニは十分に警戒していたのですが、それでもマグス大佐が邪魔をしなければ……。

■ちなみにマグス大佐は魔導士ですが、兵士に必要な基本四武術(剣・槍・弓・格闘)の腕は師範クラスで、女性としては化け物じみた強さです。
 ただ、彼女は技術があっても上背・リーチ・力と体重に欠けるため、同じ腕前であれば男性には敵いません。
 以前「災厄の日々」でイアコフたち訓練生を子ども扱いしていましたが、あれは大佐の技術が体力差を数段上回っていたからです。
 実践を経験して成長した現在のイアコフ・イムラエルには、大佐は勝てません。
 しかし「大佐は強い・怖い」という刷り込みのおかげで、現在でも二人の副官には暴力をふるい放題ですw

■本文中でマグス大佐は「まるでユニとオオカミが捜索に加わることを知っているみたいだ」という疑問を口にしています。
 ということは、逆に言えばユニとライガの情報を知り得る立場にいる人物が、レイア逃亡の協力者ということになりますね。

■今のところ、共同戦線といっても、一方的にユニとオオカミが働くことになりますので不公平です。
 大佐もそれは分かっていますから、ユニにお見返りを要求されるとそれを呑むしかありません。
 帝国からお金をもらうのはユニのプライドが許しませんが、かといって何を要求していいか、急には思いつきません。
 というわけで、とりあえず大佐の言質だけは取っておき、あとで何か思いついたらそれを要求することにしました。
 ユニが最終的に何を要求するのかは終盤のお楽しみですが、実を言うと今回を含めてすでに伏線を張っております。
 読者の中には異常に勘の鋭い方がいるのですが、さすがにこれは分からないだろうな~(なんて挑発すると当てられるので困る)w

■さて、まんまとレイアに逃げられた大佐とユニですが、ユニはまったく焦っていません。どうやら彼女は何かを知っているようです。
 そんなわけで、次回はレイアの出生の秘密が明らかになります。お楽しみに!

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