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【第二章開始】第一話「結婚準備」を更新しました【幻獣召喚士3】

https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816700427173674597

そんなわけで第二章「黒龍野奇譚」が始まりました。

ずっと読んでくださっている読者さんにはお馴染みですが、この物語は本編と番外編を交互に書いていく形式をとっています。
この「黒龍野奇譚」は番外編ですが、第一章に直接続くお話です。

冒頭に出てくるアスカ家のメイド、ジョージィは「小林さんちのメイドラゴン」に出てくる才川ジョージー(声:ゴトゥーザ様)から名前をいただきました。

すでにアスカとゴードンの婚約は発表されており、挙式も一月の末と決まっています。
現在、蒼龍市――特に女性の間では、この挙式の噂で持ち切りです。
そもそも娯楽の少ない時代ですから、有名人の派手な結婚式は一種のお祭りのようなものなのです。

果たして花嫁はどんなドレスを着るのか?
どんな著名人が招かれ、彼らの贈り物は何なのか?
料理や酒は何が出るのか?
引出物は? 余興は? ……等々、市民の興味は尽きません。
絵入り新聞各社は特別取材班を組んで、他社を出し抜こうと必死になっています。

今回の話で出てきたお針子たちは、この話の後に各社の取材攻勢にさらされます。
もちろん、ドレスのデザインを洩らそうものなら、仕事を失って莫大な賠償金が課せられるでしょうから、彼女たちは口を噤(つぐ)むでしょう。
しかし、アスカの指輪が〝オリハルコン〟製でドワーフの名工が造った魔法具であることはバレてしまいます。
この先半月は、市中は指輪の話題で席巻されることになります。

当然、式の準備は恐ろしく複雑で大変なのですが、ゴードンは意外にも事務処理能力が高く、これをどうにか進行させいます。
おかげでエマさんの彼に対する評価が爆上がりしていますw

アスカの式の話題は第一話限りで、次回からはレテイシア女王からの呼び出しの話に移ります。
さて、今回はどのような依頼なのでしょうか?

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