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webコン参加作品を勝手に応援!⑦

こんにちは(*^_^*)
いよいよ残り三日ほどでwebコンの読者選考期間が終わりますね。
私がこの二か月でレビューしたwebコン参加作品は20作。それなりに頑張りました(*^_^*)
勝手に応援企画も今回で最後となりますが、素晴らしい作品ばかりですのでラストスパートを応援させていただきたいと思います。
(紹介はレビューを書いた順となっております)


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【現代ファンタジー】※連載中
『ドラゴライト・ノヴァ』
佐月 詩 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884833642
“中学生ですが異世界でレジスタンス活動してます ”

(レビュー)
「明るさ満載! スカッと楽しめる冒険活劇!」
第二章読了時のレビューです。

こちらの作品には前作があります。
『ドラゴライト』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884051570
まずはぜひこちらをお読みください。
笑いあり、涙あり、バトルあり、エロあり、スレスレネタありの楽しい冒険活劇です。

その続編となる本作ですが、なんでもアリの欲張りな構成は引き継がれつつも主人公は前作のヒーロー・義経の息子の真義となり、中学生らしい初々しさと無鉄砲さで明るくストーリーを牽引します。
彼を取り巻く登場人物たちも世代交代。前作を知るからこその楽しいキャラクターに加え、新たなヒロイン(?)も登場し、物語を賑やかに盛り上げます。

ストーリーの軸は、父親譲りの龍神眼という特殊能力を持った真義が、異世界テルースのレジスタンス組織「龍の爪」の構成員として活動し、龍石を探し出すというところにあります。
仲間達と龍石探しをする中で、彼だけが持つ抜きん出た能力を頼る者が出てきたり、宿命とも言える相手と対峙したりと、冒険活劇はますますヒートアップしている真っ最中。
熱いバトルもありながら、全体のテンポはとても軽快。コメディポイントも随所にちりばめられているため、さくさくと楽しく読めるはず。
前作を楽しんでから、ぜひこちらの連載を追いかけてみてください♪


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【現代ドラマ】※連載中
『真夜中のドール・ガール』
平原佑記 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884587795
“あの夜から、ビスクドールのように美しい彼女との失せ物探しは始まった ”

(レビュー)
「相手を思って紡がれるまっすぐな言葉が、読み手の心も優しく照らします。」
何かに行き詰まったり、悩んだりしている人にぜひ読んでいただきたい、澄んだ夜空に優しく煌めく星のような物語です。

不仲な両親の元で幼少期を過ごした主人公・柊司は、自分がかつての父親のような男になるのではという恐怖から、女性に対してなかなか心を開くことができない。
そんな彼が、バイト先のカフェの向かいにある雑貨屋から出てきた女の子の探し物に付き合うことになり、毎晩二人で空き地を探し回るようになる。

ゴトウさんと名乗る女の子は、人形のように可愛らしい見た目ながらも正体のつかめない、とても不思議な女の子です。
けれども、柊司の胸の内に秘めた苦しさを思いやり、誠実に、一生懸命に紡がれる彼女の言葉は、柊司だけでなく読み手の心にもじんわりと浸み込んできます。
柊司君は過去の足枷に囚われて苦しんでいますが、多かれ少なかれ誰もがもがく苦しみを味わったことがあるはず。
くすりと笑えるたとえ話や心がふわりと軽くなるような言葉に癒されながら、彼と彼女の交流の行方をあなたもそっと見守ってみませんか。

(1/24最新話まで読んでのレビューとなります)

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【恋愛】※連載中
『眠れる獅子《ライオン》はオフィスで爪を隠す ~オトナの恋~』
ayane 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883059626
“閉ざした私の心を、彼は唇で快じ開けた。”

(レビュー)
「二度と会いたくなかった彼。なのにどうしてこんなに気になるのだろう。」
押せ押せのライオン系男子と臆病なウサギ系女子のオフィスラブストーリーです。

過去の恋愛がトラウマとなり、恋に臆病になってしまった27歳の柚葉。
ある日、勤務先であるデパートの総務部に転勤してきた年下の男性の名前を見て驚きます。
なぜなら、柚葉は大学生の時に、家庭教師の面談に行った先の同姓同名の高校生男子に手荒な真似をされたことがあったから。
爽やかなイケメンの同僚が、かつて会ったことのある男子高校生なのか、柚葉は彼のことがとても気になりだして──

自分の気持ちを明かさない柚葉に少々強引に迫る日向君は今どき珍しい肉食系男子で読み手の私までドキドキしてしまいます(//∇//)
そんな彼ですが、柚葉と再会を果たすまでの間に壮絶な過去を経験していました。
彼が柚葉に近づくのは、過去のことを覚えているからなのか、それとも忘れているからなのか。
彼との過去や自分の気持ちをなかなか確かめられない柚葉。そんな彼女にシンクロしつつドキドキをたっぷり味わえます。

柚葉と同じデパート勤務の同僚女性達も個性豊か。女同士の時に火花散るようなやり取りも見どころの一つです。

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【SF】※連載中
『Балансеры -バランサーズ-』
RAY 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884477747
“ボクは天才ではない。でも、奇跡を起こすことはできる。”

(レビュー)
「大切な人への強く熱い思いが、壮大なプロジェクトを突き動かす!」
ストレス社会と言われる現代、様々な要因で心の健康を保つことが難しいと感じますが、そんなリアルに肉迫しつつも小説らしいエンターテインメント性で読者をオリジナリティ溢れる世界に引き込むのが本作です。

時と場所を隔てて生まれた二人の天才、ウィノナと冬夜。
ウィノナは旧ソ連で超人研究と呼ばれる脳神経の研究の責任者として人体実験を繰り返し、数百人の命を犠牲にする研究を放棄して亡命し、行方をくらました伝説の研究者。
一方の冬夜は異母妹で先天性の心疾患を抱える春日の命を救うべく、自らの才能を医学に捧げて邁進する若者です。
本来ならば接点がないはずの彼らが出会い、一つの研究成果を求めて突き進むのが「バランサー・プロジェクト」なのですが、それは国家規模で行われるべき壮大なプロジェクトとなって動き出します。

スケールの大きな物語に寄り添うのは、冬夜の妹・春日と同級生である温人とのほのぼのとした心の交流ですが、やがて春日の容体の急変をきっかけに、この二人もバランサー・プロジェクトと深い関わりをもつようになります。

大切な人を支えたい。大切な人を失いたくない。
どんな状況においても揺らぐことのない強い思いは、このプロジェクトを成功に導くことができるのか。
国家プロジェクトを突き動かす人々の思いの強さに感動すること間違いなしです。

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【恋愛】※連載中
『人殺しと言われて生まれてきました』
夢見るライオン 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884637980
“神様はきっと双子の姉にすべての善を、私にすべての悪を与えてしまったの ”

(レビュー)
「本当に愛されるべきヒロインはどちらか!?双子の姉妹の真実を見よ!」
昼と夜。日向と日陰。常に正反対の人生を歩んできた双子の姉妹、摩夜と真昼。
主人公の摩夜は誰からも愛される天使のような真昼の陰で、母親からも愛されず影のように暮らしてきました。
けれども、そんな彼女にも心の支えが存在していました。
田舎で暮らす祖父母の家で飼われている鷹のハクです。
摩夜以外には決して懐くことのないオレ様なハクですが、ある日摩夜の前にハクの化身のようにオレ様な男性が現れます。
名前も素性もお互い知らないままだった彼ですが、数年後に再会した彼はなんと摩夜と真昼が務める会社のグループ御曹司でした。
摩夜の密かな喜びも束の間、最後に会った日に摩夜がついた嘘が原因で、彼との再会は思いもよらない方向に──!

とにかくこの作者様は、主人公を、そして読者をいじめるのが上手いのです(笑)
不器用ながらもまっすぐ一生懸命に生きる主人公に試練を与え続け、彼女に感情移入してしまった読者はハンカチを噛み締め、彼女のハッピーエンドが見えるまでひたすら応援するしかありません。
しかも、主人公を取り巻く男性達もこれまたなんとも魅力的に描くのです。周りにこんなに素敵なメンズがいるのになかなか幸せを掴めない主人公がもどかしくて、またまたハンカチを噛み締めてしまう。
それだけに、その後にきっと訪れるはずであろうハッピーエンドでは読者も泣いて喜ぶ程の感動を与えられるのです。

物語は現在、摩夜に試練が与えられている真っ最中。
皆さんハンカチを用意して、「ぐぎぃぃ……っ」と悔しがりながら摩夜ちゃんを応援しましょうっ!

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祭りの後、来月からのカクヨムはしばらくの間静かになりそうな気がしますね。
のんびりまったりとカクヨムライフを楽しみたい……と言いつつ、ビーンズ大賞の締め切りがあるので『うんりょー』の改稿はそうのんびりもできないのですが、今回多くの素晴らしい作品に触れたことも糧にしつつ、より良い小説が書けるよう地道にカクカクヨムヨムしていきたいと思います♪

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