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webコン参加作品を勝手に応援!⑥

皆さん、こんにちは(*^_^*)
一昨日関東は久しぶりの積雪に混乱しました。
私も昨日雪かきしたせいで、肩や腕、背中に痛みが……💦
雪の多い地域に暮らす方々は大変なことが多いのだなぁと実感させられました。
子どもの頃は積雪が珍しくて大喜びだったんだけどなぁ(^-^;

さて、webコンの読者選考期間も残りわずかとなりましたね!
まだレビューを書かせていただいていない作品がいくつかあるので、なるべく早めに書くことで少しでも応援になればと思っています。
連載中にレビューを書かせていただいた場合でも、引き続き拝読に伺いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、今回も四作品を勝手にご紹介させていただきます♪

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【ラブコメ】※完結済み
『同居相手は積読少女』
坂神慶蔵 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884672581
“大量の積読本に囲まれながら、女の子と二人っきりの同居生活がはじまる。”

(レビュー)
「積み上がる本には意味がある!? 変態美少女幼馴染との同居生活」
ちょっと変わった(けれど可愛い)ヒロインを書いたら右に出る者なしの作者様が描く、高校生男女二人のドキドキ同居生活ストーリーです。

関東の高校への入学を機に、家族ぐるみで付き合いのある浅羽家で下宿させてもらうことになった友騎ですが、引越し先にいたのは幼馴染みの歌恋ただ一人。
浅羽の両親は仕事の関係で二人揃ってヨーロッパへ行ってしまったのです。
一人娘の歌恋と、沢山の積読本を家に残して──

父親譲りの積読癖のある歌恋と仕方なく二人きりの同居生活を始める友騎ですが、健全な高校生男子である友騎との暮らしに妙にノリノリな歌恋に戸惑います。
友騎と間違いが起こってもなんら問題ないどころか、むしろウエルカムな様子の彼女。
彼女の真意は一体どこにあるのでしょうか!?

彼女の変わった言動とそれにツッコミを入れる友騎君のやり取りはラブコメらしくてとっても楽しいのですが、気になるのはやはり彼女の積読趣味。
紙の本を積み上げることの意義を熱く語る歌恋ですが、彼女が読まない本を積み上げていく行為には彼女ならではの背景がありました。
……もっとも、積むだけではなく、彼女はちょくちょく本を手に取るのですが、その本のタイトルがいちいちその場面にぴったりハマっているのも見どころの一つです(笑)

後半には頑なな態度を続ける友騎の事情が明らかになったりと、勢いだけのラブコメではなく屋台骨がしっかりとしているのはさすがだなぁと思います。
まだまだ続くかもしれない、可愛い幼馴染(兼〇〇)と積読本に囲まれた友騎の生活。なんとか持ちこたえろ(何を?)と応援せずにはいられません!


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【ホラー】※完結済み
『幽霊と罪は目に見えない』
小森日和 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883931384
“幽霊と遭遇する方法、教えます。”

(レビュー)
「エピローグで鮮明に浮かび上がるタイトルの意味。ゾクゾク間違いなしです!」
ミステリー色が濃く、深まり絡まっていく謎に頭をひねりつつ、時折挟まるコメディにクスリと笑って緊張が解され、油断したところにホラーがどーん!!
そんな様々な感情に翻弄される物語です。

物語の中心人物となるのは、幽霊に会いたいと切に願う二人の高校生。
健太と恵里菜、それぞれに死んだ友人に再び会いたいと、様々なことを試して幽霊との接触を試みようとしています。そんな二人がオカルトサークルの主宰者と共に幽霊が出るとされる火葬場に肝試しに行くことになったのですが、そこで大きな事件が起きます。

事件を引き起こしたのは幽霊なのか、恵里菜なのか。
恵里菜の目的はなんなのか。
そんなミステリー展開と共に読み手に戦慄を覚えさせるのが、健太が見る幽霊の存在です。
ギュウサンと呼ばれる少女の幽霊、そして足首から下だけ見える幽霊。
突如として現れるその幽霊の正体も物語の鍵となっていきます。

多くの謎を抱える健太に事件解決の糸口を与えるのが、恵里菜の友人でありオカルトに詳しい奈美なのですが、彼女のキャラクターがまた秀逸!
緊張と恐怖で凝り固まった読者の心を、キレのある天然ボケ(?)で見事にほぐし、一服の清涼剤のようなリラックスを与えてくれます。
その分、再び襲ってくる恐怖への耐性が弱められるという、絶妙の役割を果たしてもいるのですが……

物語のクライマックスとエピローグで、恵里菜の真の目的が判明します。
そこであなたは最大級の戦慄を覚えると共に、タイトルの意味するところを鮮明に理解することになるでしょう。



ああー……怖かった……!!


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【恋愛】※完結済み
『転生少女は王子様をハッピーエンドに導きたい』
久里 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884525969
“『エルシオ様。ネリが、貴方を必ずや、ハッピーエンドに導いてみせます!』”

(レビュー)
「ヒロインになんてなれないはずだった。なのに紅蓮の瞳が見つめるのは……」
一気読みで楽しませていただきました!

乙女ゲーをやり込んだ主人公が転生して大好きなゲームの世界の住人となってしまう物語。
けれども、彼女が転生したのはゲームのヒロインではなく、攻略対象であった三人の王子の乳兄弟でした。
彼女はゲームのヒロイン・ティアが現れるその日まで、最高にお気に入りのキャラだった第一王子のエルシオ様を密かに支えようと心に誓うのです。

全体にコミカルさを滲ませつつも、登場キャラにそれぞれきちんと背景があって、どのキャラにも感情移入してしまいます。
お城のメイドとなった主人公のネリは乙女ゲーのエルシオルートを再現するべくそれこそ盲目的にあれこれ画策するのですが、そんな彼女の言動に周りは振り回されてしまいます。
イケメン王子達が彼女の鈍感さに翻弄される様子もおかしくてニヤニヤしてしまうのですが、途中からヤキモキ、ハラハラ、それぞれの人物の切ない心情が浮き彫りとなって胸が締めつけられるようになってしまい、最初から最後まで読む手が止まりませんでした。

ネリによって語られる文章はとても読みやすくて好感が持てます。
何より素敵だと思ったのは比喩表現。
コミカルな心情描写から、胸を抉られるような切ない思い、美しすぎる王子達の容姿など、バリエーションに富んだ表現でありありと鮮明にイメージができて物語の世界に引き込まれます。
登場人物はみんなとても素敵で愛らしく(序盤に出てきた意地悪キャラすら憎めない。笑)、ストレスなく楽しく読むことができるおすすめの恋愛ファンタジーです(*^_^*)


……乙女ゲー、やってみようかな(ボソッ)


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【現代ファンタジー 】※連載中
『クロノパラドックス』
あんちぇいん 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884563568
“妹「実妹エンドこそ至高!」 兄「ハウス!!」 妹「がるるるる……」 ”

(レビュー)
「ボキャブラリーの振り幅が凄い!超絶コミカル&超絶シリアスな霊能バトル」
超ド級のハイテンションコメディから重厚感溢れるハイファンタジーまで、幅広いジャンルの作品を手がける作者様が豊かなボキャブラリーを駆使してその粋を詰め込んだ、良い意味でカオスを感じる作品です。

主人公の国生護は高校生。
頼りないけどとことん優しい父親と、実妹エンドこそ至高!と兄への偏愛ぶりにも程がある妹の祈、そして姉(episode35当たりでは未登場……!?)と暮らすが、どうやら彼は生まれながらに特別でとてつもなく強大な力をもっているらしい。

彼の凄絶な背景については冒頭から深い沼の底に散りばめるかのように語られており、物語を追うにつれてそれらが少しずつ形を現してきます。
彼が対峙するもの、家族との関係、そして始まる異形の物との激しいバトル──

そんな怒涛の展開に、妹の祈りやボクっ娘の従兄弟・桃歌とのラブコメが華と笑いを添える欲張りな構成。
この大きな振り幅にどうぞあなたも思いっきり揺さぶられて楽しんでください!


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自作の近況について
早瀬翠風ちゃんの真似をさせていただき、先日自分の作品リストなるものを作成してみました。
作品リスト『🌻ひまわり畑のご案内🌻』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884983018

小説の数も増えてきたため、ご新規の方に何がおすすめかをわかりやすくお伝えできるよう、小説リストの並べ替えやシリーズごとにまとめる機能などを運営さまに要望したことがあるのですが、多くの方が望まれているにも関わらずなかなか実装されません(>_<)
だったら自分で作ればいいじゃない!と『目次』https://kakuyomu.jp/works/1177354054884863388
なるものを作った早瀬翠風ちゃんに倣わせていただき、私も作ってみたのです♪
陽野ひまわりの小説に興味を持ってくださった方には、こちらのリストをご覧いただき、面白そうだと思ったものを読んでいただけたら嬉しいなぁと思います(*^_^*)


また、現在改稿作業に取り掛かりました『うんりょー!』(←新タイトルはこうなる予定です)について。
2016年10月頃に執筆した前作を辿りつつ改稿しておりますが……うーん、拙いっ(苦笑)
そのまま使える部分が少なすぎて、ほとんど書き直しを余儀なくされています(^-^;
もしかすると、読んでくださる方からしたら「どっちでもいいじゃん」くらいのレベルの表現や構成の違いかもしれませんが、自分で改めて読み返してみると全然ダメダメだったなぁと思うものですね💦
それが成長ということであればいいなぁと思いつつ、皆様に楽しんでいただけるようにより良い表現や構成をめざして書き直しております。
2月に入ったら連載を開始して、12~15万字を3月末までに完結させることを目標にしております。
前作を読んでくださった方にも読んで損はさせないように工夫したいと思いますので、よろしければぜひお立ち寄りください♪

それにしても、改稿って勉強になりますね……。

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