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文は人なり

という故事成句があるんですよね。

その人の書く文章を読めば、人となりや教養、知性や各方面への基本的スタンスが手に取るように分かる……という意味だろうと思います。

この成句をじっくりと咀嚼して味わうとですね。小説なんぞを書いて世に公開するなんて所業のなんと恥知らずな事かと頭を抱えたくなります。

まー、今はまだ良いとしても、現在書いては公開している私の物語の数々を十年後くらいに自分で読み返してみると、「恥の多い生涯を送って来ました」と顔を真っ赤にしてしまうのかも知れません。

それでも、私が物語を書いては公開しているのは、私の書いたものが、どこかの誰かの心にグッと刺さる可能性がゼロからイチになるってのは浪漫だなと思うからでして。
その浪漫と、「文は人なり」で私という人格の醜い部分も看破されてしまう危険性を天秤にかけては、浪漫の方が重くなってしまうのが私の業なのでございましょう。

だけども、Twitterなんかで罵詈雑言を書き込む人たちには「文は人なり」という言葉を一度噛みしめてみて欲しいな、なんて事も思う次第であります。

まー、私の文章を読んで、私の醜さを看破している人にしてみれば、「オマエごときが何を言ってやがる」ってなもんでしょうけれども。

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