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書きたいものが書けた(一日ぶり二回目)。 ※思わぬ長文になっています。

どうも( ^_^)/

髪を切りに行ったら座る姿勢の悪さを指摘された者です。

めでたく本編が終わりました。

『百合な彼女の天使と彼氏 ~※この物語は百合ではありません。』
(吏`・ω・´)(-_-メ)和)(@*’▽’) ある朝のトライアングル
https://kakuyomu.jp/works/16816700426392682060/episodes/16816700427338259669

あと三回のアフターエピソードを投稿したら、第二部の執筆とほかにもいろいろ溜め込んでいる小説を書いていく雌伏かつ至福の時間の始まりです。

毎回毎回「間を空けないように」と書いて空けまくっているので、今度こそはといったところで本題です。


今回、ある意味エピローグ的な最終話で、本作二つ目の「書きたかったこと」が達成できました。

『百合な彼女の天使と彼氏』はタイトルにある三人それぞれの一人称で進行する小説です。

百合な彼女が(吏`・ω・´)←二俣吏依奈
彼氏が(-_-メ)和)←相楽秀和
そして“天使”が(@*'▽')←この永作瑠璃なのですが。

この瑠璃というキャラを、徹底的に普通の女の子として描きたかったというのが今回の個人的な挑戦でした。

百合女子と呼ぶにはあまりにも面白様子のおかしい存在となった吏依奈に“天使”だなんだと讃えられつつ、瑠璃の内心は意識してぼかしました。

それはなにやら謎や伏線があるというわけではなく、わざわざ書く必要がないゆえにそうしました。

ありていにいえば、瑠璃の一人称とモノローグを増やすと、とてもつまらないものになってしまうのです。

瑠璃自身は裏表もなく、ましてや“天使”でもない、周りに期待され喜ばれる“キャラ”を心から楽しんで演じられる、ただの女の子だからです。

ガチめな天然とかのんびり屋とかも、あくまで現実にいる程度のことです(あれくらいの子、いますよね?)。

周りに余計な心配をかけまいと本人が言わないだけで、極端な迷子癖にも実はちゃんと理由があったり、周りを振り回すタイプに見えて本来は巻き込まれ体質だったりします。

要するに、ほんとに変なのは吏依奈と秀和の方ってことです。それは読めば分かっていただけるでしょう。あの子ら、ほんとに変な奴らです。好きです。

そんな変人に挟まれる格好だった“普通の女の子”のはずの彼女が、二人と遊んだり、なにやら得体の知れないものと出会ったりするうちに、本当の“天使”=キューピットになっていく過程を描いたのが、この小説だといえます。


そこで、ようやく「書きたかったこと」の話に辿り着けました。

この最終話で、瑠璃は“天使”=“キャラ”を捨て去ります。

「わたしをダシにしてオトコ捕まえといて、こんなとこでびびってんじゃねーよ」

これは構想の初期の初期からありました。秀和の告白シーンと同じく、「これを書くためにこの小説を始めた」と言える台詞です。

しかしながら。

瑠璃が初めて“天使”を脱ぎ去った瞬間、吏依奈がこう語ります。

「この子は、本当に天使なのかもしれない」

はい。

これはね、構想には無かったの。

書いていたら、自然と吏依奈がそんな独白を始めました。

なんだか、自分が思った以上のものが出てきた気がしました。

ただのキューピットにとどまらず、瑠璃が本当に天使として動き出してしまったような驚きもありました。

ここにきて、これからどうストーリーを転がせばいいんだろうとワクワクしています。

劇的なことは、何一つ起きていません。

吏依奈にも秀和にも、それぞれ家庭にちょっとした問題を抱え、本人たちも留年とか生まれつきの顔のこととか、とにかく過去に負った傷は完全に癒えていないし、完全に癒えることは、きっと無いです。


でも、大丈夫だろうとも思います。

なにしろ、二人にはもう、作者自身が思いもよらぬところから出てきてしまった“天使”がついていますからね。

といったところで、興味を持たれたら、本編も読んでみてください。

きっと、面白いです。

俺は、面白く読みました。

『百合な彼女の天使と彼氏 ~※この物語は百合ではありません。』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426392682060

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