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自分が読みたい作品は書けた。あとは奇跡を待つばかりという話。

どうも( ^_^)/

足が痛くて座る時間が増えましたが、別に書く時間が増えたわけではない者です。



『百合な彼女の天使と彼氏 ~※この物語は百合ではありません。』
(-_-メ)和) ちょっと何を言っているのか分からない。
https://kakuyomu.jp/works/16816700426392682060/episodes/16816700427266980775

とりあえず、第一部クライマックスです。

これからもどうやら続いていく気がしますが、とりあえず一区切りがついてホッとしました。

で、今回は告白回です。

俺は毎回小説に臨む上で「これを書きたい」と思う場面をあらかじめ決めていくのですが、本作ではこれでした。

最初に、秀和が吏依奈の家に向かいながら理由が無いことに気付き「人ン家ってどうやって行けばいいんだ?」と嘆くシーンを思い付きました。

次に、吏依奈が「遊びに来たんでしょ?」とまったく普段と変わらぬ調子で出迎え、秀和が呆けた顔になるシーンを思い浮かべたのです。

最後に、秀和みたいな、長らく孤独で、前に出ている飄々とした態度ほど自己評価が高くない(いつもの祖父江が描く)少年が自分の恋を自覚し、「どうせ無理だろうな」と思いつつ告白したらなんかOKが出ちゃって「ちょっと何を言っているのか分からない」などとのたまうシーンで「これ書きたい! 書こう!!」となったわけです。



要するに俺の性癖です(くもりなきまなこ)。


難産でした。

単に書けないというのではなく、書くことは決まっているのになかなか文字が先に進んでくれない類のものです。

一行書いては立ち上がり、狭い部屋を右回りで三周し深呼吸してからまたPCに向かう。

さながら吏依奈のマンションの周りを「どうしよう……」とウロウロしている秀和と同じように、一歩ずつ一文字ずつ鈍牛のごとく書き進める焦れて楽しい時間でした。

特に決めていたわけではないものの、一話2000文字以上3000文字以内で推移してきた本作で4000文字を使ってしまいました。

そのなかで、一文字たりとも無駄文はないと確信できるものが書けました。

誤字脱字はあるかもしれません。格好がつかないのは生まれつきです。

この時点で、俺はこの小説は半分完成したものと思っています。

自分で読みたい作品が書き切れたからです。

あとは誰かが読んでみたいと思ってくれるようなものになってくれれば最高ですが、これはかなり大きな奇跡を待たないといけません。

つまり、書き続けないとやってこないということです。

一生のうち一回でも、そんな奇跡に巡り合えれば善きことだなと思っています。

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