最近「ドカ食い気絶文」という作品で次郎系ラーメンを文学的に食べていて、先ほど3話公開しました。
書く側は展開とかあまり悩まず気楽に文章表現で遊びながら書いて、読む側も”ながら見するYou Tube”程度のちょっとおもしろいなくらいで読める文学っぽい作品を書きたかったんです。ライトノベルならぬライト文学的な。2話までよく書けてます。
でいよいよ豚のチャーシューの塊を食べる3話を書いていたのですが、やっぱり肉食は重たくなってしまいますね。最初は「主人公が牧場を駆ける豚への愛の詩を食べながら唄う」イメージで書いたのですが真剣に書けば書くほど笑えなくなりました。
昔からいただきますって言葉があんまり好きじゃないんですよね。子供の頃、怪物に捕まって自分が"言われる側"になったことを想像したら「よくそんなん言えるな」って思ってしまったんですよね。「人間にはやっぱりこのスパイス♡」ってわざわざ買ってきたやつご機嫌にふりかけて調理してから、急に神妙になって手を合わせていただきます言われたても許すわけないやんって。
そういう気持ちがのっかった次郎系とりも濃いドロドロしたものが出来上がってしまって何回か書き直してライトにしました。
意図に反してめっちゃ悩んでしまいました。でも創作って予期せぬ自分の中の異質にぶつかる時があっておもしろいですよね。楽しい時間でした。