今日で終了になる「文学で戦おう」という趣旨の私の自主企画にご参加頂いた中から私の心がKOされた作品を毎日少しづつご紹介いたします。寝る前の読書の時間にぜひお読みください。
私の参加作品 人間理解
https://kakuyomu.jp/works/16818093080134080540と言いつつ就寝前の読書に向かない私の作品のご紹介からになりました。"期間中に書かれた作品"という規定を設けたので本人がじっくり時間をかけて書くのはずるいと思いまして、1時間で書こうと思いたち結果1時間半かかった違反作品です。
街でゲロをつつく鳩を見てなにか書きたいなという漠然としたアイデアがあってこの機会に形にしました。人間を理解する底のない楽しさを作品に込めました。短時間だったのでもっとこうしたいなーはありますが本人は気に入ってます。
というわけで基準が低くはなってしまったのですが、それを抜きにしても私のこの作品と比べて「1R KO勝ち」を果たした作品にたくさん出会いました。
グレゴールへの手紙/太川るいさん
https://kakuyomu.jp/works/16818093079752303791/episodes/16818093079752369509「物語」や「想像」の楽しさを読む人にロマンを持って実に雄弁に教えてくれます。たった1200字の中にギュッと物語が詰まっていて、最小単位の長編小説だと感じました。それくらい物語の本質を捉えていて、さらに物語を読むすばらしさも同時に書かれた作品で大好きです。
大正文学の香りをベースに持ちながら現代にアジャストされた文体も魅力で、だからこそこの作品が成り立っているのだと思います。物語の楽しさに手軽に感じることができる素敵な作品。
私の作品は寝つき悪そうなのでみなさんはぜひこちらをお読みください。
また何日かに分けて作品紹介いたしますので、お気に召した方は是非明日もお楽しみにお待ちください。