ここを見てるみんな!これを読んでほしい!
青い太陽/松松さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093080160477798/episodes/16818093080160559434言語化できなかった!でもすごいよい。少し真面目に語らせてもらおう!
純文学ってさかのぼれば言文一致が原点なんです。言文一致は口語、話し言葉で書くこと。もちろん芸術性も重要なのだけど、その前提、基本の精神としては「誰でも読めばわかる」があると私は思っています。誰でもわかるのに心を動かされる。
口語で著せるのにいたずらに難しい言葉を使ったり、言葉を整理せずに重ね合わせて文章を複雑化させることはむしろ文学性は低いと感じる。本当に文章がうまいなら水飲むくらい楽に入ってくる文章書かないと。
でこの作品はすごい。中学生の主人公が話す口語を基本としながら、読んだ後の言葉に出来ない読後感。文学してる。
これは「文学でぶん殴る」に対してのクッソいい一撃で避けようがない。避けていいわけがない。くらえてよかった。負けた。悔しい。そしてサイコウ。