「やり直せるならいつに戻りたい?」という質問、よくありますよね。
この問いに対して、私はいつも「ない」と答えています。
「あの時にこう言っておいた方がよかったな」ぐらいの小さい振り返りはあるんですけど、だからといって「そこの分岐からやり直したい」とは思わないんですよねぇ。
別に今の私をめちゃくちゃ好きという訳でもないんですが、ひとつやり直してしまったら今日現在出会って来た人や見付けたものの何かが抜け落ちるかもしれないと思ったら、「どれひとつ落としたくない」と思っちゃって。
ただ単に強欲なだけなのかもしれませんが(笑)。
その代わり、「とっとと隠居したい」とは思ってました。
高校時代の夢は「人里離れたとこに平屋の日本家屋を建てて、毎日浴衣着て黒猫膝に抱えながら縁側で過ごすこと」でしたし……。
生まれる時もひとりだったなら死ぬ時もひとりでいいじゃない、誰かと一緒にいたらその人に迷惑かけるとか思ってたなぁ。
何という思い上がり。
迷惑掛かってると思う程、相手が自分のことを考えてるかなんてわからないのに。
高校生の私は青かったなぁ……と遠い目です。
さすが思春期。
ロクなことを考えない(笑)。
そんなこんなで『瞬夏終冬』第18話、本日17時に公開致します。
「これ自分がされたら胸糞わりぃな」と思いながら書いてました。
性善説ではもう渡っていけない世の中になったなぁと日頃から思っているのが若干反映されています。
こちらの物語、週末にまとめて読んでくださる方が多いみたいで、とてもありがたい限りです。
平日のお忙しい中、ぴろんと開いて読んでくださる方々にも心からの感謝を捧げます。
ホラーから私と繋がってくださった方の中には「ホラー以外は興味ないよ」という方もいらっしゃるかと思いますが、この物語が完結したらホラー書きます~。
書いてみたいテイストは浮かんでるのに、同時並行出来なくてすみません…。
お時間ございます際にでも、どうぞよろしくお願い致します。