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書いてみて初めて気付くこと

先ほど、『笑わないでよ、谷さん。』というお話を一気にアップしました。
1万3000字ほどの話なので、まとめて1話にドーンとあげるのはさすがに不親切だし、かといって日にち空けながらちょこちょこアップするような長さでもないかということで、キリの良さそうなところで分けていってアップしたら、ぴったり全10話で収まってスッキリ!
はー、これで心置きなく次の話に気持ちを向けられます。

この話、当初は谷さんという大人の男性が登場する、年の差男子のBLとして書くつもりだったんです。
でも割と早い段階で「違う。この組み合わせで私が書きたいのはそっちじゃない」となって。

書きながら気付いたのは、「私ってこんなに怒ってたんだなぁ」ということ。

理不尽な目に遭った時に傷付いていることから目を逸らしたくて笑ってなかったことにしようとしたり、本当は楽しくもないのに笑って同調したり。
そういったことに心の底から辟易していたんだなぁと。

もちろん、そうしたことの全てがダメな訳ではなく、処世術として必要な側面があることも知っているのですが、自分が一番大事にしているモノを傷付けられたり、矜持を奪われそうになった時には何が何でも抵抗する気概を持って生きていたいなと思ったり。

なので、主人公の男子高校生にはいっぱい立ち向かってもらいました。

世の中的にややセンシティブな部分も一部ありますので、もし気を悪くした方がいらしたら申し訳ありません。

誰もが相手のことを思いやることの出来る世の中でありますように。


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