御剣ひかる

絶滅危惧種を集めた図鑑の原稿を頼まれて執筆しましたが、担当編集者が「うーん、なんか固いなー。なんかこう、もっとざんねんないきもの事典みたく」とかアホなダメ出ししてきてお蔵入りにな…

秋風吹く駅のホーム。 隣には喫茶店を出るまでは恋人だった彼女。 帰りの電車に乗るのを見送るためにホームに立ちながら、女は親指のささくれを歯で噛んだ。

その家は呪われていた。 うち震え、もだえ、苦しみながら。 家人は、耐えたのだ。 長い年月を。 だが。 その少女は、男の前に立った。 栗色の髪をなびかせ、凛、と。

ここは魔女の隠れ家。 変わり者の魔女とその弟子が、日夜魔法の研究を続けている。 ある日魔女は「ささくれを剥がす魔法」を考案したと言い出す。

鼈甲はタイマイという海亀の甲羅を加工して作られます。 生物由来の素材であるため人体に対する親和性が高く、肌触りも良いですが、 乾燥や経年劣化により、ひび割れを生じる場合もございま…

学園祭の前夜、校庭で僕は縛られて転がされていた。 彼女たちは淡々と作業を続けている。 僕はどうなってしまうのだろうか……。

とある老人宅に俺は悪友二人と一緒に強盗に入った。 老人に財産の場所を案内されると、そこには宝箱のような箱があった。 それを覗いた悪友の一人が―― ※なんちゃってホラー ※頭か…

KAC20243のお題が「箱」でしたが、正直もう余裕がなにもありません。僕疲れたよパトラッシュ。思えば去年もお題みっつめで死にかけてましたね。原因は決算と確定申告と消費税と補助金…

ポーラはクラスメイトで友達のボブから授業で作ったびっくり箱を渡される。 最初はいらないと拒否したポーラだが……。

裏世界の住人たちを取材して回る雑誌社の記者が最後の博徒と呼ばれた老人と接触を持つ。 その小柄な老人は今では老人ホームで暮らしており、とてもかつて博徒と呼ばれていたようには見えなか…

生徒会副会長と音無さんと、文芸部部長の長谷川さんが、女の子同士イチャイチャしながら、質問に答えていくだけの８００字の物語。

大切なもの。大事なもの。それらはいつだって箱にしまうもの

かつて貧しかった二つの国は今では豊かになり、今日もその平和を祝うためのパレードが行われていた。 その様子をモニタで眺めながら、若い研究員は「皮肉な話だ」と呟く。 平和を作り上げた…

啓の姉、恵留。年の差１２歳の姉がもつ、メイクボックス。 啓の幼馴染、亜衣。 啓と亜衣、二人にとって、そのメイクボックスは、魔法の小箱だった。 これはお化粧が変える、男の子と女の…

その少年には思い出があった。 幼い頃、祖母に見せてもらったきらびやかな宝箱。 『この箱にはね、私の全てが詰まってるのよ』 それは今、少年の手の中に――。

いとしのカノジョ・ゆいちゃんに呼び出され、喜び勇んでゆいちゃんの自宅に来たあきと。 カノジョの家に呼び出されるとは、これは念願の初お泊りか！？　と浮き足立っていたあきとに、試練が…

アーグルトンと呼ばれる街に存在する幽霊屋敷。 そこに住んでいたカゼット家は代々幽霊屋敷を誇りとしていたが、事業の関係で家を空けることになった。 そこで入居者を募集した訳だが……。…

部屋の内見というお題を見て、昔バイト先でした会話を思い出しました これは全て実話です。 登場人物は成人しています。

黃櫻八重さん。彼女は初恋の人だった。 中学生の時、転校してそれっきり。初恋を燻らせたまま、誰かを好きになれずに漫然と過ごして。 やがて、大人になって。 再会を果たす。 僕は不動…

速いことはいいことだ。 周りがそれについていけないのは、周りの問題。 そう思うだろ？ あたしは思わないけどな。

学園内で王太子殿下が小声で密談らしきものをしているのが聞こえた。 不安になって兄に相談してみたけれど……。

力士である津我海に課せられたミッションは親方でもあり終身名誉横綱でもある北坂場の昇天の儀ヨコヅナフェスティバルをつつがなく終わらせる事だ。 だが、幕内にあがるに当たり力士たちに力…

無理‼️

【カクヨムWeb小説短編賞2023「短編特別賞」受賞】 『妹が作ってくれた』 兄がSNSに投稿したのは、私が作ったラーメンの写真だった。 https://kakuyomu.j…

大学の壁に貼られていた謎の貼り紙。 そこにはある問題が書かれていた。 妹からその画像を見せられた兄は、ビールを傾けながら謎解きに興じることにする

中学生の夏休み。 私には欲しいものがあった。 そのために私は毎日○○○を飲み始めた。 そうしたら大変なことが起こって――。

【KAC20241】参加作品です！ ナイショでお付き合いしている俺と、高校生ながらローカルアイドルの姫奈。 とても釣り合わない俺たち。 付き合っていることはナイショなのに――…

俺はカップ麺と猫様を愛する男。 今日も限られた時間でルーティーンを遂行する！

ジャンゴには三分以内にやらなくてはいけないことがあった。 決闘に必要な拳銃を、三分以内に調達して大事な決闘の時刻を迎えなくてはならない──！

地球帝国という国で、辺境警備隊で腕利き隊員をしていた若者・藤井大河。 彼は「ネメアの獅子」の魔力保持者で、その能力と、理解ある上司のサポートで日々成果を挙げていた。 そんな彼だが…

冨楽健生（ふらくけんせい）、幼少期の交通事故で記憶を失い、全身につぎはぎを負うことになった高校二年生。そんな彼だが、穏やかな両親、素敵な友人たちに囲まれ、平和な日々を謳歌していた…

両親を事故で亡くした舞。彼女の唯一の家族である黒猫のクロと一緒に叔父の家で生活をしますが、叔父からの暴力に遭う。そんな舞をいつも助けてくれたのはクロだった。 しかし、叔父の暴力は…

魔王と異世界から召喚された勇者たちとの大いなる戦い。 その爪跡が残る世界でかつて勇者と共に戦った魔法使いの命が消えようとしていた。 彼の教えを学んだたった一人の弟子と、弟子のため…

きたるカクヨムコン９に向けて、カクヨムの為の、カクヨムらしい小説が生まれる事を目的とています！ 今年は今までの結果なども踏まえ、どうしたら中間突破できそうな小説が書けそうか共に…

任務で魔王城に侵入しようとしたら捕まってしまった。 幼少期は兄姉に虐待され、ここ半年は魔族達に酷い目に遭わされてきた。自分の人生にはいい事などほとんどなかった。 今回、こうやっ…

先読みの化け物・件（くだん）と呼ばれた未世（みよ）。 「俺と一緒にこい。お前をどんなものからも守ってやる」 救いの手を差し伸べたのは、赤目の皇子・煌大（こうだい）だった。 彼の手…

よるのせかいで少年は夜分症に悩まされていた。突然現れた相棒と共に自分を変えようとする少年のストーリー。

※この小説は自殺の表現を含みます。ご注意ください。 屋上から飛び降り自殺した私。これでやっと生きづらい人生から解放される……。 そう思ったのに、目が覚めると恋愛小説の愛されヒロイ…

【作品完成までの流れ】 ①更新話末尾に次の展開についての問いを作者が提示し、読者からコメントで回答を募集 ②期限内に複数の回答があった場合、作者が任意で選択し、物語を進める（コメ…

乙女ゲームの世界のモブキャラに転生した。 どうせ転生するなら、もっと幸せな、キラキラした世界に転生したかった。 よりによって、ヒロインが攻略対象を不幸のどん底に突き落としていくの…

天使と男 男と女 女と悪魔 悪魔と天使 最後に嗤うのは――

これまでの接点は数えるほどしかなかった。 一番近づいたのは、文化祭。でも、それでお終いで。 明るくて、誰にも優しく接する笹倉希良々。いわゆるギャルという風体の彼女は、縛られない…

俺のおかんはSSRの大阪のおばちゃん それどころか、妖怪や 息子のそんな言葉を拾いながら書いたハナシ。 どこにでもおるオバハンやけど、 多分どこにもおらんオバハン。 そ…

海辺に佇むペンション風のリゾートホテル「ホテルトコヨ」……あの世とこの世の狭間に存在する奇妙なホテルは、幽霊やあやかし、人間以外の者たちにも大人気！ ワケありでホテルトコヨに長期…

魔法道具を世に出すためには、魔法道具管理局――通称“魔道管局（まどかんきょく）”にて認可を出してもらう必要がある。 認可部で働いているケイトは間違った認可をしないよう、注意深く相…

ある日、僕はペットボトルに入れられた妖精さんを拾った。 捨て子なのかも分からないまま、家に持って帰った。 2023/07/01から始まります。 毎日更新予定。 こちらを読んでお…

学園コロニー『天神』でわけあって事故物件に引越しした瓜生美佳。そこは本当に『曰く憑き』の『透明な隣人』の住む物件だった。 『視え』ても『祓え』ない中途半端な霊能力を持つ美佳は、二…

幼馴染みだからと言って、テンプレラブコメ展開があるとは限らない。 それぞれの交友関係が生活の中心になって、次第に疎遠になっていく。 どこかで、話をしたい。キッカケが欲しい。 そん…