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長編小説をなぜ書くのか?

 明確な解答がありません。
 短編小説や近況ノートは書くのが楽しいから書いています。単純明快です。

 長編は……?
 書くの大変だし、楽しさと辛さが相半ばし、ときどきどうして書いているのかわからなくなります。
 いま制作している長編も、いつ完成するか見通しがつかないし、そもそも完成させられるかどうかすらわかりません。
 でも書いている……。

 プロの作家になるためではありません。
 もし自作が書籍化されたらうれしいだろうし、あわよくばという気持ちはゼロではないけれど、そのために長年書きつづけているわけではありません。
 プロが目標だったら、たぶんとっくの昔にあきらめて、筆を折っていると思います。
 それ以外になにか動機があるのです。
 うまく言語化できないのですが……。

 承認欲求を満たすためでもありません。
 そのために長編を書くのは、コスパが悪すぎます。短編を書く方が、よほどすっきりとその手の欲求を満たすことができます。

 書かないとなんとなく生活に張りがなく、物足りなくて、書かずにはいられない。
 理由がよくわからないまま、長編を書きつづけています。
 もしかしたら人間が創作をするのは本能的なもので、理由なんかないのかもしれません。

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