こんにちは。
こちらはよい天気。
散歩日和ですが散歩には行かず近況ノートを書く怠惰なババアをやっております。
『セラピストたちの村』を本日完結いたしました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669446093500文字総数は117,777。
イイナ! なあなあなあ!
なんか語呂が良い。なんか突破の希望が持てそうな気がする。気がするだけかもしれませんが、なんかそんな気がする!
昨日と本日、本作にレビューコメントを頂戴しました。
どちらも、とても素敵なレビューコメント。感動です。拝読してうひゃうひゃが止まりません。本当に有難いです。頭が上がりません。
マジでガチでありがとうございます(本作に登場する不良少年のキャラが私の中にまだ残っている……)。
★
さて。本作を書くにあたってずっと迷っていた事がありまして。
愁一郎が使う検査や施術手技についてです。
これは前回のノートにも書いたのですが、気功とオステオパシーをミックスしています。
オステオパシーというのは、アンドリュー・テイラー・スティルというアメリカの医師が発見した哲学および治療法。
なのでアメリカには、メディカル・ドクター(MD)の他にもオステオパシー・ドクター(DO)の資格があります。
日本には民間資格として存在し、団体もいくつかあります。日本にこれの国家資格はありません。
オステオパシーの概念や手技を使って施術するセラピストは、オステオパスと呼ばれています。
愁一郎はどちからというと、オステオパス寄りのセラピストとして書きました。
では何故作中にオステオパシーの名前を出さなかったかというと――
オステオパシーというものを、作中で正しく表現できているか確信が持てなかったからです。
けれど、沢山の方に読んで頂き、気づきました
「あ、やべ。これ、もしかして、私が文献からこねくり回して考えた施術法だと誤解させてしまうんじゃない?」
と。
それはいかんと思いまして。
なので、まずはここに書かせて頂こうと思った次第です。
本作に登場する施術は、全て実在します。というか、やる人がいます。
膜で関節を締める方法も、頭蓋から全身の検査をする方法も、骨格および内臓を調整するやり方も、全部。
もちろん、全ての異常が発見できるわけではないし、扱えない疾患も存在するので万能ではありませんが。
向き合った相手の不調部分を自分の体で感じてしまう気功療術師もおります。
これらをひととこに集めたのが主人公の愁一郎。そして、標準治療や代替療法を節操無く集結させたのが真識という団体です。
だから、こういう標準治療と代替療法をぜんぶひっくるめた治療を提供する団体や治療家がいるとは明言できませんが、愁一郎と同じような施術をする人がいるというのは断言できるわけです。
よって、本作の施術や概念は私が編み出したわけではありません。
もし、みかみが作ったんだー、へー。と思って下さった方がいらっしゃったなら、深くお詫びいたします。
あたしはそんなに凄くない!(泣)
これ、どういう風に伝えようか悶々していたのですが。とりあえず今は、文末に一言、『スティル先生ありがとー』と書いておこうと思います。
本作を読んで下さった皆様。現在、読んでくださっている皆様。
本当にありがとうございます。
色々悩んだ本作ですが、書けてよかったです。
さあ、カクヨムさん! 『セラピストたちの村(しつこくタイトル悩み中!(泣))』いっちょ上がりました! よろしくでーす!
私はこれからまた『玄奘西遊記』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659188069038に頭を戻します。これもコンテストエントリー作ですが、まだまだ完結できません。