先日なんですが、園子温監督の愛のむきだしという映画を観ましてね。
別に今日はその映画を語りたいとか、そんなんじゃないんですよ。
じゃあなんで愛のむき出しを枕の話題にしたかと言いますとね、この映画のポスターがすっごく印象的だったんで思わず。
その映画のポスターというのが、女優の満島ひかりさんが女子高生役なんですが、制服姿のまま中指を立ててるんです。
超痺れる! 超カッケェ!
元々満島ひかりさんはNHKの朝ドラとして放送されてた「おひさま」(井上真央主演)に出演されてて、なんとも愛らしくも(あの時代設定からすると)少し不良な女学生を演じられていて、あのドラマを見た時から私は大ファンです。
井上真央さんとマイコさんと三人で仲良く過ごしているシーンなんか見ておりますと、「あらあらあら^〜」と不思議な気分によくさせられたものです。(満島ひかりさんの役はそもそも同性にめっちゃモテる設定)
そのおひさまでも後半は、満島ひかりさんの役は随分と破天荒な役目を背負っていて、視聴者としてはとてもハラハラさせられたものですが、今思えばあの頃から少し退廃的な雰囲気の役がよくお似合いの女優さんでしたね!
何がって、冒頭の愛のむき出しって映画そのものが退廃的な雰囲気の映画でして。
とっても面白い映画なんですが、観て愉快な気持ちにさせられるかというと少し違くて、なんだか徐々に破滅が背後から迫ってくるような、真綿で首をゆっくりと絞められていくような圧迫感に苦しめられるような感覚に陥るんですよね。
あの映画の中で描かれる退廃的、背徳の中のエロスこそ園子温監督作品に感じる不快感。不快感なんですけど、全然嫌じゃないっていうか。(なんだこれ)
思えば二階堂ふみさん主演の地獄でなぜ悪いって映画もそんな感じ。
結構な方が間々のギャグや、ラストの大勢が死にまくるおバカな戦闘シーン(あれもあれで好き。マチェーテ観てる気分)ばかり語りますがね、ラストのカタストロフィに至るまでのストーリーや演出って、結構ニチャア〜って感じだったじゃないすか。
だからこそあのシーンが映えたと思うのですが、そこに行くまで結構心苦しいというか、やっぱり不快感(笑)
ま、それこそ園子温監督作品の醍醐味なんですがね!
さて、本日の表題ですが、まんま私のこと。
いや私が怖い女じゃないよ! Twitter見てみれば分かるけど、ぶっさいくな野郎があなたを見上げてますよ!
そうじゃなくてですよ、私怖い女性に惹かれてしまうのですよ。
怖い男性に惹かれる女性の逆バージョンと言えばいいかしら。
もう本当昔から、怖そうな女の人に惚れっぽくて、色んな失敗をしました。
あのね、怖そうな女の人が好きなのであって、悪いことしてる女の人は嫌いなのよ。
いや、悪いことしてる人みんな嫌いだけど(笑)
よく人は見た目が全てじゃないって言うじゃないですか。でもね、男女問わず見た目が怖い人って悪いことしてるか、過去に悪いことしてたって人多いよ!(もの凄く個人的な見解です。他意はありますが、敵意はありませんマジで、いやほんと。ほんとですって!)
例えね、今はそうじゃなくても過去に悪いことしてた自慢とかされちゃうとですね、サーって引いちゃうんですよ。
私ったら本当に怖い(かっこいい?)女性が好きなんですが、どうにもこの辺りに折り合いがつけられず。
その点映画っていいですよね。あくまで女優さんはその役を演じているのであって、本当に怖い女性じゃない。でもかっこいい!
理想のタイプはフィクションで我慢しつつ、現実を受け入れて妥協していく他ないのですね。
そもそも私を選ぶ人は相当に妥協を重ねることになりそうですが(笑)
もうお前みたいなのでもいいやって方、ご一報ください! お互いに妥協しましょうや(物凄く失礼)
妥協といえば、現在連載中
枯女が異世界転生したら(略)
はいかがでしょうか。
現代日本からうっかり異世界転生してしまったOLが、現状に妥協せず本当の幸せを掴み取ろうと努力する物語です!(半分くらい嘘)