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捨てられたライトノベル

本日久しぶりに書店に赴きました。まぁ目的は書店に併設されてるカフェで小説の執筆をしに行ったのですが(今時のカフェとしては珍しく喫煙席があるのです!)。

しかし書店っていいですね!
プロフィールに記載しているのですが、私ったら全然小説を読まないもので、全然書店に立ち寄らないのです。

書店は小説以外の専門書とか色々あるのでしょうが、仕事で必要なものや趣味の知識として必要な書籍は電子書籍として購入してスマホに入れてしまうのです。その方が出先とかで便利だったり。

そのノリで小説も電子書籍にしたらいいじゃないとも思うのですが、詰まれた専門書の山の消化が優先されてしまって……(という読まない言い訳)。

ま、そんなとこはともかくですね、カフェでの執筆作業のついでに書店に立ち寄ってみたら、まぁ素敵な本の数々。
純文学からライトノベルまで、幅広いジャンルの面白そうな小説、それも初めて出会う書籍の数々に今まで読まず嫌いしていた自分を呪いました。
気になる小説を3冊購入したので、失われた読書習慣を取り戻してみようと思います。

さて、表題ですが、それは書店からの帰り道でのことでございます。

書店から自宅までは徒歩10分程とそこまで離れてはいないのですが、道中に鉄道の線路を避けるために造られた歩行者用の地下トンネルがあるのです。

そのトンネルは基本的に薄暗くてですね、歩道の端側などは影になってよく見えないのです。

私は帰りにその道を通ったのですが、トンネルの出口付近の影に、何やら本のようなものが積まれておりました。

それは行きの時にもあり気になってはいたのですが無視していたもので、帰り道にもあったので私は足を止めてそれが何か突き止めてやろうという気になったのです。

そして近づいて見てみるとやはりそれは書籍で、恐らく10冊程のライトノベルのシリーズでございました。

ライトノベルのタイトルは割愛させて頂きますが、それはどれも透明の頑丈そうなブックカバーに包まれていて、いずれも何度も読み込まれたのか、ページは広がっておりました。

まぁ普通に不法投棄でよくないのですが、私はどうしてそこまで大切に保管し、何度も何度も読んでいたライトノベルをシリーズごとトンネルに置き去りにすることにしたのか。元の持ち主の動機が気になってしょうがありません。

書籍は古紙の回収日に紐にまとめて処分するか古書店に持ち込むのが一般的と思われますが、どうしてそうはせず、こっそりと人目に隠すように捨ててしまったのか。

これは私の仮説なんですが、恐らく持ち主は厳しい家庭にいる中学生くらいの男の子だと思うのです。
捨てられていたライトノベルシリーズが男の子向けだったこともありますが、何より文庫とはいえ10冊まとめて外に持ち出すのは軽くありませんし、外に捨ててしまおうなんて発想が出るのも精神面が然程発達していない小学生か中学生の男の子ぐらいでしょう。

わざわざ透明のブックカバーをかけているということは、ライトノベルスが大好きな人物だと思いますが、恐らく家族、母親かな? はライトノベルに対して良い感情を持っていないのではないかと思います。

そして普段は本棚の奥に隠して親の目をごまかしていたけれど、何らかの理由で処分することにした。(本は何度も読まれた形跡がある割にはほとんど日焼けしていなかった)

親に見つかったらコソコソ捨て置かずに古紙回収に出せばいいだけですから、まだ気づかれてない。ライトノベルを持ってることを悟られないように処分する必要があったと考えれば、考えられる仮説は二つ。

脱ライトノベル(脱オタ)か、ライトノベル好きを馬鹿にするような友人か恋人が部屋に来た時に見つからないように事前に処分したというのが濃厚ではないでしょうか。

私は捨て置くとか書いてますが、外とはいえ本は乱雑に捨てられたという風ではなく、丁寧に詰まれておりましたから、これまでは本を大切に保管していて、手放すのも苦渋の選択だったのではないかと推測できます。

いずれにせよ、まるでエロ本をこっそり捨てるかのようにライトノベルを捨てるなんて。
私はアニメやライトノベルをそれほど見たりしませんから、女の子のイラストが少し恥ずかしいなと思うことはありますが、可愛いイラストや格好いいデザイン含めてライトノベルの良さでございましょう? 別にそれはそれじゃあありませんか。(ちょっと本屋で買いづらいなぁとは思うけれど)

自分の好きなものを人に見られたくないと思う気持ちから来ているのでしょうかね。

ま、大人であれば外に捨てたりなんて選択肢はまず浮かびませんから、思春期故の苦肉の策なんでしょうか。
エロ本にしろ、こういう思春期の経験を経て大人になっていくのです。
特に男って奴は馬鹿ですから。思春期の過ち。

しかし一言言おう。

不法投棄すんじゃねぇ!!!



さて思春期の過ちといえば、連載中

僕が女装したら何だか周りの様子がおかしくなって?!

はいかがでしょうか。主人公は女装が似合う美少年の薫君。ある日ふざけて女装してみたら、周囲の女の子の目がガチになって色々過ちを犯しまくるお話です。

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