前回の更新から期間が開き、フォロワーの皆さまをお待たせしました。
一月から二月中旬までの仕事が繁忙だったこと、それによる睡眠障害と希死念慮の一種としての破滅願望が顕れており、創作が手につかない状況にありました。
今はその頃に比べると、若干はマシになりましたが、睡眠障害はまだ続いています。
破滅願望をある意味、今回のエピソードへと昇華できた意味では、これもまた血肉になる経験ではあったかもしれません。
大変お待たせいたしました。
シャルル・アントワーヌがどのような業を背負ったかを描いた話です。
第30話 崖線の戦い(3)
ルナティアーノ・サガ~異国の英雄が剣と魔術の国で「竜殺し」になるまで~/有馬美樹 - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896245637/episodes/16817330650867887242 シャルル・アントワーヌが曝露(ばくろ)された「毒物」は当初サリンを想定していましたが、監修の提案でVXガス相当になっています。
極めて死の危険が高まった結果、いわゆる「死の手」のような自動報復システムが働きます。
機動甲冑が「カチューシャ」や「MLRS」といった多連装ロケットばりの面制圧を行っているのは、その一環。
ただ、弾頭は「ハイマース」のような通常弾頭ではなく、戦術核弾頭に相当する威力であること。
黙示録的な結果をもたらす大量破壊兵器として機能しており、紀元十五世紀の人間であるシャルルは、それを「ラグナロク」と受け止めているのです。