前後編形式で洗礼と騎士叙任式を描いてみました。
第二章：リンゴ姫の初陣――洗礼と騎士叙任式(2)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896245637/episodes/1177354054909615039大規模改稿版第二章、3話連続で新エピソードです。
主人公が中世の騎士だからキリスト教に触れないのはやはりどうしても不自然になってしまいます。
転移した異世界にはカトリック教会（本文内では公教会と表現しています）やイエス・キリスト、諸々の聖人がいるはずもないし、もっといえば聖書もあるわけがない。当然聖地エルサレムもありません。
その辺を解決しないと主人公の本領は発揮できないんじゃないか、と新規エピソード足しました。
ルナティア王国は個人的にはビザンツ帝国をモデルにしていたので、ルナティアの国教会は正教会にならって「総主教」がいたり、礼拝堂がドーム型をしております。
ただし、「国教会」というだけあって、イングランド国教会もモデルになっていたりします。君主が国教会の首長を兼ねるとか、それに次ぐ事実上のトップがカンタベリー大主教であるところとか、このあたりがそうです。
次回からは改稿前エピソードから持ってきてリファイン予定です。どうぞお楽しみに！